女神様に合いに行く
本日2話目の投稿です。
「よ!久しぶり」
マーギン邸の襲撃から1週間、バレンシア侯爵令嬢と、ストーム副騎士団長、騎士団員の5人は王都の警備隊に捕らえられ、牢屋に入れられていた。
マーギン邸の襲撃自体は、商会長の働きで罪にはとわれなかったが、王都で攻撃魔法を使用した事が、罪となり事情聴取という名目で、捕らえられていたのだ。
今回は、被害者の商会長が、被害届を出していない事、マーギン邸の敷地内だけの被害で済んだことから、奉仕活動を行うことで許されることになった。
「それでな、奉仕活動が、1週間王都の溝掃除か、1週間王都の城壁の修復か、最近発見されたダンジョンの1階層にいる先駆隊に物資を届けるか、どれが良いか聞かれてな、ダンジョンの先駆隊に物資を届けるを選んできたんじゃ」バレンシア侯爵令嬢が、エリナ姉と私とヨハンに楽しそうに説明している。
「そんな不安な顔するな、1人で行くんじゃないんじゃ。みんなで行くぞ。バクシューレツ国にはダンジョンがある。いつかは行ってみたいと思っとったんじゃ」
バレンシア侯爵令嬢は元気だが、ストーム副騎士団長も、騎士団員も疲れた顔だ。
私と、エリナ姉にこの話を振るということは、
「ついて来て欲しいんじゃ。どうじゃろ」バレンシア侯爵令嬢から期待の眼差しを向けられた。
やっぱりね。行きたくないなー。やっと旅から解放されて、ゆっくりできると思っていたのに。
また旅。しかも1階層だけど、発見されたばかりのダンジョン。何があるかわからないよね。嫌だなー。
「ごめんなさい。私は、銀杏の千豆と、異変種のスライムの研究をしたいから、今回は行かないわ。キスグ行けばいいんじゃない。暇でしょ。何でも経験よ」
わー。エリナ姉、私を売ったなー。
バレンシア侯爵令嬢が、期待の眼差しで見てくる。
「・・・・。わかったよ、行くよ。でも、帰ってきたら私の欲しい物買ってくれる?」
「わかった、何でもいいぞ買ってやる。じゃ、決まりじゃな。よろしく頼む。出発は1週間後じゃ。それまでに、食料やキャンプ用品揃えんとな」ノリノリのバレンシア侯爵令嬢とは反対に、曇り顔の面々が動き出した。
「すっごい、綺麗。こんな空間初めて」私は大きく口をあけたまま天井を見上げていた。
ここは、王都にある一番大きな協会。
バクシューレツ国もコダラン国同様、女神様を信仰する国だ。
マーギン邸で、ナターシャから千豆が溶けた魔術と魔力をアイテムボックスに吸いこんだ。
感情と魔力、アイテムボックスからどんな形で出てくるのか、不安だったけど出してみたら、赤い千豆が出てきた。”愛と執着の千豆”と表示がでた。表示の色は赤。ん-。わからん。とりあえずアイテムボックスに埋蔵だな。
アイテムボックスの表示の色を意識してみると、いろいろな色で表示されたが、色の意味がわからない。
そこで、女神様に訊ねようと思いついたのだ。
王都の教会は、外装はテトリスみたいな正方形、内装もシンプル。灰色の長椅子と、灰色の女神様像が置いてあるだけの機能重視だが、天井すべてがステンドグラス。ステンドグラスから反射する日の光で、灰色の内装すべてが、虹色に輝き。幻想的な空間を演出している。
教会内を歩くだけで、私も虹色に輝き、まるで女神様に包まれているような錯覚をおぼえた。
教会は平日の昼だが、ミサに参加する参拝者が多く、女神像の前まで行くのに時間がかかった。
女神像の前で、お祈りすると・・・・。
何もおこらなかった。女神様は現れず。
「キア○・リーブスに会いたかったな」私はしょんぼり、小さい声でつぶやいた。
その後、ミサに参加した参拝者に混ざって、小さいパンと少しの水を頂いた。水は聖水らしい。
さっそく水をアイテムボックスへ”ただの水(協会裏手の井戸より採取)”うん。そうじゃないかと思っていたよ。本当に聖水ってあるのかな?、あるならどんな効果なんだろう?
前振り、書くのが難しい。




