ベロコンだから(ナターシャ視点)
本日も2話投稿予定。たぶんエロくない…。
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イーサンさまと出会ったのは、私が15歳の時。お見合いの席だった。
私の家マーブル子爵家の私宛に、マーギン商会からお見合いの話がきた。
我が家は、バクシューレツ国の辺境伯領の隣に小さな領地を持つ子爵家。歴史は古いが、特記した功績もなく、平凡な暮らしをしている。
私は3姉妹の3女。親は跡取りとなる男の子を期待していたそうだが、女の私が生まれた。それでも、両親は他の姉妹と分け隔てなく育ててくれた。
そんな子爵家に転機が訪れたのは、私の10歳の判定の儀だった。私が相乗効果という魔術を授かったのだ。始めはどんな効果なのか、わからなかった。
そのうち周りの人達が、運が良くなった。子爵家と取引すると、とんとん拍子に商売がうまく行くようになると言い始め、私の相乗効果が原因じゃないかと噂が広がった。
今回、バクシューレツ国1位の商会のひとり息子とのお見合いとなったのもそのせいだ。
お見合いに来たイーサンさまは、私と同い年の15歳。深い青色の髪に、同じ目の色をした、しょうゆ顔のイケメン。私は一目で恋に落ちた。
とんとん拍子で話は進み、お見合いから1か月後には、王都のマーギン邸で一緒に暮らすようになった。
始めの頃は幸せだった。毎日イーサンさまの笑顔が見れて、お話しできて、でもそのうち気付いてしまったのだ。イーサンさまが私でない女性にも、同じ行動をしていることに。
生活しているのだから、女性と話すことは普通のことだと最初は自分に言い聞かせたが、でも胸のもやもやが収まらない。不安に駆られた私は、私の事だけ見て欲しくて。
実家(マーベル子爵家)に帰省した際、隣の辺境伯領地の鍛冶屋に2つのブレスレッドを注文した。1つは夢でも私を満てほしくて、2つ目は私を裏切らないで欲しくて付与を付けた。
付与の付いた2つのブレスレットをイーサンさまは、喜んでくれて四六時中つけてくれた。
そのうち、イーサンさまは、あんなに仕事熱心だったのに、マーギン邸にいることが多くなった。私との時間が増えたことに始めは喜んだが、そのうち1日中眠り続けるようになり、とうとう目覚めなくなってしまった。
眠ること以外、食事、排泄、身の回りの事もできなくなったイーサンさまを、私は献身的の支えた。
イーサンさまは私がいないと生きていけないという現実に、不安と安心感が私の心を満たしてくれた。
目覚めない事に焦りを思えた商会長様が、いろいろな人を連れてきてイーサンさまを診てもらったり、各国の眠りや覚醒にかかわる物品でイーサンさまの部屋を埋め尽くしていった。
ある日、またイーサンさまを診てくれる方が来ると商会長に言われ、マーギン邸の玄関広場へお迎えにいったら、私と同じ年ぐらいの、美しい品のある女性が、男の子の従者と護衛達と一緒に立っていた。
美しい女性はエリナと名乗り、私とイーサンさまの愛の巣へ踏み入り、あまつさえイーサンさまに触れようとしたのだ。私はエリナに殺意をおぼえた。
エリナは私の殺意に気付き、イーサンさまに触れる事はなかったが、代わりに男の子の従者へイーサンさまを噛ませていた。その後、突然気分の悪くなった男の子を抱え、退室していった。
あのエリナはまた来るだろう、イーサンさまは渡さない。私の物だ。
数日後、またあのエリナがマーギン邸にやって来た。
商会長様の話では、エリナが、食べるタイプの奇跡の回復薬をイーサンさまに使用してくれるらしい。
イーサンさまが、回復することは嬉しいが、私の手から離れてしまうと思うと不安でしかたない。
エリナを迎え、イーサンさまの部屋へ案内すると、外から爆発音が聞こえた。
エリナと睨み合っていた私が窓の外へ視線を移すと、イーサンさまの部屋に一緒に入って来た護衛が、商会長が集めた物品を破壊しだしたのだ。
「何をしているの、あなたたち」
護衛は私の静止を無視して、物品を破壊し続けている。
護衛を止めようと動き出そうとしたら、男の子の従者が私の腰に飛びつき動きを止められた。
そのすきに、エリナがイーサンさまに近づき、何か食べさせようと口元に持っていった時、イーサンさまが、エリナの手を叩き落とした。
エリナの持っていた、黒い粒が床に転がり、私の足元で止まった。
私は咄嗟に、黒い粒を拾い上げ、飲み込んだ。
私の腰に巻き付いて、私の動きを止めていた男の子の従者が、突然私の唇を奪った。
あまつさえ、舌を私の口腔内に入れてきたのだ。
従者の男の子は、私の口の中や、歯の裏を舌で舐めまわす。
キス自体始めての私は、パニックだ。何をされているのか理解するまで従者の男の子のなすがままだった。
従者の男の子は、今度は私の舌に自分の舌を絡めて来た。
私の舌は従者の男の子から逃れようとするが、従者の男の子は顔の角度を変え、深く舌を挿入してくる。
誰の涎かわからない涎が、お互いの口の端から流れているがお構いなしだ。
従者の男の子と舌での攻防を繰り広げていたが、そのうちなんだか、気持ちよくなってきた。
従者の男の子の舌は柔らかく、私の舌を必死に求めてくる行為が愛おしい。
私の舌が引くと求めてきて、私が舌を出すと吸いついてくる。
私は、いつの間にか従者の男に抱き着き、自ら舌を絡めだしていた。
次は、エリナ姉視点です。




