どんな魔術?
本日も2話投稿します
「大丈夫、キスグ。どんな表示がでたの」
急いで宿に戻って来た。
今、部屋に居るのは、私、ヨハン、エリナ姉、バレンシア侯爵令嬢。ストーム副騎士団長の5名。
部屋の周囲も人払いをしてもらった。
私は、窓や、ドア、トイレなど、人がいないか確認して、小さい声で話し始めた。
「イーサンさんは、病気じゃないよ。表示は”(ナターシャによる執着、嫉妬の相乗効果状態)”だった」
「ナターシャさんの感情で、イーサンさんは、ミイラのようになってしまったってこと・・・・。」エリナ姉は考え込んだしまった。
「・・・・。あの部屋は異常だった」ヨハンがつぶやいた。
「そうね、あの部屋は異常だったわ、どんなに息子に回復してほしくても、正常な判断ができるなら、あやしい物品で部屋を埋めたりしないわ、商会長は正常な判断ができない状態ってこと・・・。」エリナ姉はまた、考え込んでしまった。
「わいには、わからないが、ミイラみたいになっちまったイーサンて野郎に、銀杏の千豆を食べさせたら
治るんじゃねーのか」バレンシア侯爵令嬢が言うと、
「そうね。一時的には治るかもしれない。でも、根本の原因が解決してないから、また同じことを繰り返すわ。原因がナターシャだとして、どうやったかよね・・・・。」エリナ姉が、またまた考え込んでしまった。
「そういえば、もう一つ、表示されたんだよ。イーサンさんの腕と一緒に、ブレスレットも噛んでたらしくて、ブレスレットには”ゲンスルー作ブレスレッド(愛情集約の相乗効果状態)”って表示されたよ。ゲンスルーさんは、辺境伯領の鍛冶屋さんでヨハンの、ハンマーに付与してくれた人だよ」
「ブレスレットに付与・・・・。あの部屋の物すべてに、何らかの付与があるとしたら・・・・。あー、情報が少ないわ」腕を組んで考え込んでいた、エレナ姉は、机を叩いて立ち上がり、
「ストーム副騎士団長お願いがあるの。バクシューレツ国に居る、バレンシア侯爵家の間者でも、騎士団員でもいいわ、ナターシャの情報すべて、特に魔術について調べて、あと辺境伯領にいる、付与士のゲンスルーって人を連れてきて欲しいの。それと、マーギン邸から、イーサンさんの右腕についているブレスレッドをもらってきて、お願いできるかしら」エリナ姉がストーム副騎士団長にウインクしている。
ぎく!ストーム副騎士団長もエリナ姉のウインクには警戒しているようだ。だって腹黒発動だもんね。断れないよね。
「はい、できるだけの情報を集めましょう」額に冷や汗をかきながら、ストーム副騎士団長が答えた。
「それと、イーサンの情報も集めてね。よろしくね」エリナ姉はご機嫌だ。
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「どうなっている。何かわかったか」
マーギン邸の一室では、商会長と執事が話している。
「いえ、辺境伯の奥方を回復させた方法は、まだわかりません。引き続き調査を続けます」
「宿の方から情報はないか」憔悴しきっている商会長は力なく執事に問うた、
「今のところ、宿の女将からも、回復薬についての情報はありません。
イーサン様を訪問した後、エレナ様達で何か話し合いがされたようですが、内容までは把握できませんでした。その後、騎士団員の数名が、動き出したのでイーサン様の病状について何らかの情報を得られたと考えられます。」執事が淡々と答えた。
「うむ。エリナ様は、イーサンに合った時、顔を見ただけだった。従者の少年のふりをしているキスグ様は、イーサンに噛みついた。キスグ様は大容量のアイテムボックスが魔術だったはず、噛みつくことで発動する、鑑定に近い魔道具があるのか」商会長は考え込んでしまった。
「1つエリナ様から、要望が来ております。イーサン様の右腕についているブレスレッドを貸してほしいそうです。どうされますか」
「エリナ様の希望の物を貸し出せ。イーサンにはもう時間がない。何を差し置いても、いくら金を使っても構わん。引き続き調査を続けろ」
商会長は焦っていた。
次、謎にせまる。




