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私の魔術は使いにくい  作者: ロミ


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やるやんけ◎

短いですが、本日2話目の投稿です。

子爵家の名前をドラーツ→ゾルトラークに変更しました。

 今日も雨です。


 お隣ベンゼン子爵家に3泊ほどお世話になる予定が、連日の激しい雨により、足止めをくらい、もう1週間滞在さてもらっている。

 ベンゼン子爵家から、我が子爵家に付くまで、馬車で約2日かかる距離にある。晴れの日に強行突破すれば、1日でつける距離だが、激しい雨、ぬかるんだ地面を考えると、無理はできない。


「雨止まないかな」浮かない顔で空を見上げ、つぶやく私に

「そうね、早く止むといいわね。人の足も物流も止まっているわ。田畑へ影響するだろうし、生産者も商人も痛手を食らうわ、もちろん子爵家もね」エリナ姉も、雨の止まない空を見上げてつぶやいた。





 次の日朝。だいぶん雨が小雨になり、明日出立しようと話し合ってる時、ベンゼン子爵家の従者が血相を変えて駆け込んできた。


「大変です。ベンゼン子爵領とゾルトラーク子爵領(我が家はゾルトラーク)との間の橋が、長雨による濁流で、落橋しました」


 ベンゼン子爵様と、父は顔を見合わせ、それぞれの従者へ指示をだす

「「今すぐ、落橋場所へ向かう、準備しろ」」





「凄い・・・・」

 そこには、渦を巻くほどの濁流と、大量の瓦礫に押し流されて傾いた橋が鎮座してた。


 小雨が降る中、馬を走らせ、半日で落橋まで来た。

「迂回路はどうなっている」

「ベンゼン子爵領と辺境伯領を繋ぐ橋がありますが、ここから半日ほどかかります。かなりの大回りです」

 子爵家面々は渋い顔をして橋を見つめるしかなかった。



「おーい。おーい」

 遠くで誰かが呼ぶ声がする。声の元をたどると、橋の向こう側、ゾルトラーク子爵側で、手を振るジン兄の姿があった。


 突然、ジン兄が弓を構え、ベンゼン子爵側に矢を放った。

 放った矢は、近くの木に刺さり、矢文と、細い釣り糸が巻き付いていた。

 細い釣り糸は長く、反対側の糸の先は、ジン兄が握っていた。


 矢文を読むと、釣り糸を木に一周させてから、矢に結び、矢をゾルトラーク子爵側に放てと書いてあった。

 釣り糸を大きい輪っか状にし、滑車の要領で手紙のやりとりをするようだ。



 何度か、ジン兄と手紙のやり取りをしたベンゼン子爵様と父が私の元に来た。


 あー。嫌な予感がする。私が身がまえていると、


「キスグは、アイテムボックスに長く大きい丸太は入れれるか?それでベンゼン子爵側とゾルトラーク子爵側を繋げてもらいたい」


「・・・は?」


「ここから1時間ほどで、山の伐採所に着く。そこに30mヒノキがあるから、アイテムボックスに最低5本入れて持ってきてくれないか、ヒノキで仮の橋を作りたい」


「30m・・・・。マンションの10階の高さ・・・・。

 そんなに長い物入れた事ないからわからないよ。持ってこれたとしても、川の向こう側までヒノキを正確に設置できるかもわからないよ。庭師の倉庫で試した時は、ぐらぐらして元の位置に戻せなかったんだ。最悪30mのヒノキを川に流しちゃうかもしれないよ」


「んー。そうか。だが、簡易的だが橋ができれば、人が通れる、人が通れれば物が動く、少しでも腐れる前に食料品が運べる。物が動けは、この雨で被害に遭った場所へ物資が速く届けられる。領主としては、譲れないんだ。頼まれてくれないか」父が領主と親の顔で私に頼んでいる。



 私も領主の娘、できるか、できないかじゃなくて、やるんだ!!!。



「うん。わかった。伐採所に行ってくる」

 私は護衛のヨハンにおんぶされて、小雨降る、ぬかるんだ山道をひたすら登った。


 そのころ、ジン兄と2人の子爵家当主が橋を安全に設置する方法を考えていた。







今日中に3話目投稿する予定です。

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