設定こぼれ話
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
随分と長いこと放置していたものですが、無事これは出さないとならないと思った設定までは、詰め込むことが出来て、個人的に満足です。
ここは、設定として作っていたが、不要だったので出て来なかった、裏設定を少しばかり詰め込みます。
興味が無い方は、飛ばしてください。
リィリアの名前の由来が、山岳部の花であるというのは、そこが、リィリアの実の両親が住んでいた場所にほど近いので、レイとクーが必死にスーに聞きながら考えた名前と言う大前提がありましたが、この名前の話が出たときには、リィリアが、血の繋がりがないという話は出てきていなかったので、そのあたりを作中では詳らかにしないまま終わりました。
ちなみに、リィリアが適当に亜種があると言っているが、本来は同種で、環境で色が変わる。摘んで下山しても変わるため、幻とも言われていた。
リィリアは、精霊の愛し子のような感じて言われているが、本当は神の愛し子。
神の愛し子は、この世界のものではないと言われている。
リィリアは、兄弟の名前を略称で呼んでいるが、実は、シュロスティアではそう言う文化がない。
文化がなく誰にも教わっていないのに、名前を略称で呼ぶため、家族全員に、神の愛し子であるとバレているが、回りがリィリアに合わせて略称で呼んでいるので、当人のリィリアは知らない。
ちなみにお父様だけは、誰の名前も省略していない。と言う伏線があったにはあった。
■彼女
リィリアの前世での友人。
彼女の設定は色々と考えていたんですが、結局一個に絞ることなく、最終的に設定を披露することなく終わりました。
一つは、彼女は、リィリアが思っているだけで、独善で被害を被っている人も多く、リィリアが居なければ、もっと早くいざこざを熾していたはず。
そのご、リィリアの辿るはずだった未来をそのままなぞって生きることになるが、リィリアの人生は、彼女が生きるのは辛く、厳しいものだった。
もう一つは、もともと死ぬのは、リィリアだったため、彼女の人生を歩んでいくが、誰も彼女をフォローするものはなく、行きづらくなっていき、自身を追い込んでいくことになる。
どちらも、リィリアが彼女を甘やかしすぎたせいでもある。と言う前提。
こぼれ話的設定。
この話を作るにあたって、実は別のオリジナルの作品を引っ張ってきてました。
この話より先に、「無血の英雄と呼ばれたジュダンという男」が先に居りまして。
でも、無血の英雄ってどういう風にするとなるのかなーと、そこの設定で詰まっていたところ、リィリアのお話のクーデターがあり、これならジュダンの設定が生かせるんじゃないのかなってことで、もともとジュダンのお話で作られていたキャラが割り込んでおります。
■ジュダン、こと、シャルトア・ジュタン
ジュタン領の子息。普段からちゃらんぽらんで、実は父にはたいそう心配されている。
従者にムール・ナイシュという者がいる。(苦労性で、胃薬が手放せない)
屋敷付きは、アルシダ、エルシダと言う双子の兄妹。シャルトア至上主義で、シャルトアは苦手。
■ティティナ・ア・レ
シャルトアの婚約者。銀の歌姫と称されるほどの美声を持ちながら、超絶音痴。
シャルトア大好きで、お忍びも一緒にするし、ジュダンの恋人であるとも言って憚らない。
■グラッパリエ・ティテイトー
城塞都市の領主代行。ゆくゆくは、領主となるはずだったが、齢60の父親に子供が出来、男児だったため、現在は代行。弟に領主は譲る気満々だが、内部が少し煩いので、婚約者やジュダンを使って、粛正中だったりする。
長いことかかりましたが、完結できました。
色々と設定も詰めていたものだったので、設定抜けが悔しくて、ここまで続いてしまいましたが、完結表記が出来るまで書き上げることが出来て、満足です。
少しでも、読んでくださった方が楽しんでいただけていたら、嬉しい限りです。
ジュダンの話は、色々と、きな臭いものとかもあるので、現在でもまだ、纏めきれなくて、書けていない話の一つです。