第1.5話 異世界サバイバル
――おまけ1――
カラッガシャッ―
凪は化学室で、液体の入った瓶などを集めてる。
「お、おい。そんなの持ち出して良いのかよ」
「大丈夫、あって困る事は無いはずだよ」
「お、おう。そうか……」
凪はどんどん鞄に物を詰めていく。
「ふぅ」
「おい、凪」
「ん?どうしたの??」
「こんな量どうやって持ってくんだよ!」
悠陽の体よりも大きく膨らんだ鞄が3つ並んでいる。
「これとこれは悠陽が持って、僕あんまり筋力ないから」
「お、おうって筋力の問題じゃねー!!!!」
凪は悠陽に大きな鞄を3つ渡して、凪はリュックと普通の大きさの鞄を持つ。
悠陽は大きく膨らんだ鞄を開けて、必要無さそうな物を出し始める。
「こんなのいらねーだろ。火ぐらい自分で起こせ、こら」
「こらこらはるさんや、サバイバル舐めちゃあかんですわ」
「お前何キャラだよ」
「僕なんてね!火起こせた事ないんだから!!」
「そうか、可哀想に。いらないから置いてくぞ。これも、これもいらねー」
ぽいっぽいっと悠陽は、凪の入れた荷物を減らしていく。
「悠陽ちゃんのあんぽんたん!!」
凪は泣き真似をしながら生徒会室へ走って行った。
大きすぎる荷物の中には大量の本や、マッチ箱、ライター、チャッカマン、タオルや理科室にあった薬一通り。保健室にあった救急セットや、調理室にある調理道具。
救急用具は何人分だよ……と思うほど、心配性にも程がある量が入っていた。
生徒会室からは生徒会の機密ファイルや、生徒会用PCなどを持ち出した。
――おまけ2――
「これ食えるかな」
悠陽が森から動物の耳のようなものが生えた、キノコっぽいものを採って戻って来た。
「悠陽、これは見るからにダメでしょ」
「まっ!食ってみたらわかるか!!」
凪は悠陽の持って来たキノコを洗って、食べやすく切って串焼きにした。
悠陽が食べているのを見て、凪は恐る恐るキノコを口にした。
「案外いけたね。ね、はる?」
「ニャ!?」
悠陽は黒猫の姿になっていた。
「え……」
ボフッと、凪は猫の姿に変わった。
「NOーーーーーー!!!」




