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カラクレナイ#96 いやっふぅuuuuuuu!!!!!!

「ということで、実際に血に魔力を込めてみましょう。せっかく用意した血腫がいなくなってしまったのは残念ですが……まぁ誰とも戦ってなくとも使うことはできますから。」


「なんだか含みのある言い方だな…まぁいいや。」


ということで言われた通りに血に魔力を込める。込めた途端に、というわけではなく徐々に体温が上がっていくのを感じる。ぐっ……!これでほんとにできんのか?ぐぁっ…体が燃えるように暑い……っ!意識が、飛びそうだ……!いや、なんでだろう…次第に、楽しくなってきた!!

今の体温は推定60度程度、普通の人間ならもう脳がイカれてるけどなぁ…何故か意識はどーんとハイになってきたぁ!あとさっきからなんだか世界がゆっくりに見えてきたような……まさかこれが擬似的なゾーン状態!?はっはー、案外簡単に出来たなぁ。おっとぉ、ちょっと眩暈が……あれ?どんどん視界が傾いて……


「あー大丈夫ですか?いえ、平気なわけないですね。一人で立てます?」


「うぅ……今、どうなってんだぁ?立ち上がれないんだが……」


「流石に1回目でそこまでの温度に耐えれるわけないでしょう?確かに高温への耐性はあるようですがこれを継続して使うのには慣れが必要ですから、ということで…せっかく一回はできたんです。その状態を維持したまま戦闘、やってみましょうか?」


そういうとヘルメースさんはいじっていた機械から離れ闘技場の中に降りると、倒れた俺の手を引っ張って立ち上がらせると同時に杖を取り出す。そして杖を軽く地面に置きそこから血腫に似た物体を作り出す。水銀で形作られていてブヨブヨとしてはいるが自律して動いておりこちらに向かって襲いかかってきた。

うっそだろ!あの杖生物まで生み出せんのかよ!チッ、血王状態を維持するだって?なんだか急に難しい技のように思えてきたなぁ……!激しい運動しながら行けるかなぁ……


「うおっ!思ったより動くのが早いなぁ!こいつ相手に血王状態を維持するって?一体だけなら余裕そうだなぁ!」


「おや、そうですか。でしたらこれぐらいならどうですか?」


え、ちょ、冗談言っただけだって!一体でも十分難しいってのに一気に50体ぐらいになったぞ!?ぐっ、ちょうど体温が上がり始めた頃だ。まだきつい状態には入ってない…テンションも上がってないしな…はぁ、鎧なんて身につけたら熱がこもって酷いことになりそうだ。でも避け切るには…あぁ…なんだかどうでも良くなってキタァ!!やってやるゼェっヘェっ!


「オラオラオラオラァ!!っかー楽しいぜぇ!!huuuuuuu!!!!」


「ご機嫌ですねぇ。ちょっとは抑えた方が人としてよろしいですよ?」


「うるせぇやい!テメェなんかに俺を縛れると思うんじゃねぇぞ?」


「そうですか。あぁ、そう言えば条件を言ってませんでしたね。この状態で継続して10分耐えれたら今日のところは合格にします。」


10分だぁ?そんぐらい余裕だなぁ!!体温はぁ??大体100どぉーってなぁ!血が煮えたぎってきたゼェ!はらわたが煮えくり返るような思いってのはこんななのかぁっ!楽しくて愉しくて仕方ねぇーなぁっ!!今ならどんな攻撃も見切れ……うっ


「うん?2回目は…1分程度ですか。なるほど、やはりあなたには才能が……あれ?聞こえてます?うーん、これは……一旦休憩ですかね。」


「うっ……あっ……つぅ……う」


「ありゃ?意識が、おーい、大丈夫ですか?一人で立て……」


もう、だめぇ






……うっ、頭が……俺って何をやってたっけ……思い出せない。まだふらふらする……きっつー……ふぅ、落ち着け。俺は紅咲庵、今は戦闘しながら血王状態を維持するっていう訓練をヘルメースさんとやっていた…はず!とはいえ寝ている場所が場所なので九割九分合ってるだろう。あれ、本当に慣れでどうこうなるのか?


「おや起きましたか。10分ほど気絶していましたが……気分はどうです?」


「大分、マシになったけど……これ、連続して使えるようにできてるのか?」


「もちろん!あなただってアイコスが頑張って戦っていたところ見たでしょう?訓練すれば一日中使うこともできますよ。」


いや、できるかできないかは置いといて一日中あんな視界だと逆に不便だとは思う。ま、それはさておきよく1日なんてよく維持できるな…今の俺は1分ぐらいでコロッと倒れちまうってのに。うーん、いっそのこと使う時間を一瞬にして、その場その場でオンオフ切り替えるみたいな使い方した方がいいと思うんだが…正直用途としては既存のものと被ってる節があるしな。


「なあ、そんな何分も維持するんじゃなくてちょい出しっていうのはダメなのか?こう、何か早い物を見ないといけない時、適宜にちょびっと」


「……一瞬で十分なアドレナリンを出せれば良いのですが…どうしてもこの技にはラグがあります。ちょびっとがどれくらいかは知りませんがその時になってからでは遅いのですよ。」


ま、そうだよなぁ…魔力を込めるっていう行為の効率がどれだけ高くても一瞬で90度ぐらいまで上げることはできないし……どうしても時間はかかる。必要な時に使えてないと意味がない。まぁ、持続して使えないとか……


「では、そろそろ訓練の再開と行きますかね。立ってください、やりますよ。」


「ちょっと…キツ過ぎないか?もーちょっと待ったって罰は当たらな……っと!不意打ち禁止!!まだ魔式も展開してないだろ!?」


「甘いですよ。戦場では何が起きるかわからないのですから!」


こりゃ大変だな……

急に主人公がヤク中みたいになっちゃった。

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