表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
61/71

【第60話 もう一人が残っている】

「聞いてくれ」

本部長の声に、全員の視線が集まる。

「淀川自工の——」


「松本健」

さらに間。

「弁護士に連れられて——」

「大阪府警本部へ、自首してきた」

沈黙。

一瞬、誰も言葉を発さない。

張り詰めていた空気が、ふっと緩む。だが——同時に、どこか拍子抜けしたような、重たい空気が残る。

「……そうか」

誰かが小さく呟く。

「明日、取り調べに応じると」

本部長が続ける。

「弁護士同席は——」

一瞬、資料に目を落とす。

「本部が拒否しとる」

再び沈黙。

誰もが分かっている。

これで一人は崩れた。

だが——もう一人が残っている。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ