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「これ」
机の上に1枚のチケット。
なんで、そう思うけど、手に取って確認するとやっぱり次の試合のチケットだった。
「これ、え?なんで?」
調べて自分でも取ろうとしたけど、販売期間はもう過ぎてて、見るなら当日に賭けるしかない位の人気のある試合だった。
だから迷いがあった。
そして、初めて知った。
いつも貰ってたものは、簡単に手に入れれるものじゃなかったんだって。それは私が千ちゃんの特別なんだって証拠でもあったのに。
気付かなかった。気付こうとしなかった。
私にはこのチケットを受け取る資格は……。
「まあ、偶然ね。偶然」
「どうしよう……」




