七冠の謎
王都の病院のベッドで目覚める雀
隣のベッドではメリットが爆睡中だ
メアリーが入室すると、花の香りを感じてメリットは目覚めた
メアリー「やっと起きたわね!ここは王都の病院〜もう安全よ」
チュンチュン何故ここに居るか分からないが、メリットは相変わらず無駄に生きているなぁ
メアリー「まぁメリットさんは、ねぇ!」少し怒りながら語気を強める
メリット「いいんだよ!メアリーさん チュンチュンが生きているだけで、俺は嬉しいんだ」
メリット「目が覚めたかチュンチュン!王宮の医務棟だよ…左翼……残念ながら……」
チュンチュン右翼と体があれば十分だ 生き延びたのは奇跡だ
一週間後、大賢者ヘクターが二人を謁見室に招いた
大賢者「王家の古文書によれば、“七冠”とは魔王に等しい力を持つ七体の存在…現在確認されているのは《北の大鷲》と《南の双頭竜》のみ
残り五冠の情報を得るためにも調査は継続せねばならん」
メリット「俺たちにその任務を?」
大賢者「君たちはまだ若すぎる!だが希望もある!雀よ、貴殿のSランクスキルは神話時代の守護聖鳥と同質〜それを鑑みて―
彼が掲げたのは燐光を放つ琥珀色の石板
大賢者「【契約の琥珀】これを握れば断たれた翼が再生するやもしれぬ」
雀が嘴で石板をつつくと淡い黄金の膜が翼から溢れ、光の左翼が出来上がった
やがて、元通りの左翼となった
大賢者「さて、メリットよ!睡眠中に新スキルが発現した〜分析結果によれば、[怠惰防御】! 敵の攻撃を“回避せず吸収・無力化”する究極のパッシブスキルだ!リスクは常時MP消費だが……メリット君の場合、“眠そうな状態”自体がMP回復効果を持つから最適かもしれん」
雀「つまり俺は攻撃特化、メリットは防御特化か!バランス取れたな」
その時、病室に兵士が駆け込んで来る
兵士「急報、南の湖に双頭竜が出現して、南の住民の避難開始!」




