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雀の勇者  作者: 猫月猫日猫曜日


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8/13

鷲は舞い降りた

ついに[神速]スキルの魔物現る

何と必勝だった雀を連れ去った

メリット「隊長、骸骨の葬いは任せました 俺は大鷲を追って北に向かいます」

隊長「それは危険すぎる 山脈地帯には恐ろしい魔物が沢山いるぞ」

メリット「チュンチュンには、ずっと助けられて来た!今度は俺が助ける番だ!」

今までとは、うって変わったメリットの言葉に隊長は驚くが、鋼の様な決意を感じとった

隊長「それならば、俺は剣士で魔法は使えないが、神官の親父の魔法陣が組み込まれた木札を持ち歩いている

この三つの木札を持って行け!赤い木札は爆弾、青い木札は一定時間飛べる、緑の木札は周囲の生き物を眠らせる事が出来る

必ず、役に立つはずだ」


隊長と別れて、メリットは北に向かって走って行った

魔物に襲われても、隊長に貰った木札と、メアリーに貰った追尾魔法を付与したブーメランが役にたつだろう


〜北の山脈へ

砂漠を抜けて、北へ向かって走るメリットの足元がヒンヤリする 風が冷たくなるにつれ、視界が次第に白く濁っていく 氷点下の世界だ

「チュンチュン……どこだよ……」

独り言が虚しく響く

水晶玉に浮かんだ山に入るが、大きくて広い

しかし、普段から惰眠を貪っているメリットは、数日間不眠不休で活動出来る


〜雪山の試練

頂上に近づくほど魔物の密度が増していく 雪狼、氷蛇、巨角兎、アイスベア――どれも「油断」スキルを封じる俊敏な動きを見せる。


メリット「痛っ!」

いきなり巨角兎が現れて、メリットは背中にに角を突き立てられた

メリット「いや、大して痛くない?そうか、幻影のマントは鋼鉄鎧と同じ強度と言ってたな」

次の瞬間、幻影のマントの付与魔法[透明化]が発動した

これで巨角兎は追ってこない

メリット「透明な間に進もう」


メリットの足跡に沿って這ってくる氷蛇の群れ!

迫り来る氷蛇に気付いたメリットは、青い木札[飛翔]を使うと、青いオーラが足を包み浮遊していく


浮遊感!


メリット「うわぁ……飛んでる!?」

空中から俯瞰すれば、雪崩のように押し寄せる氷蛇の群れ!

このまま先に飛んでいく


暫く飛ぶと、透明化が終わり、青い木札[飛翔]の効果も無くなる

地上へ急降下すると同時にアイスベアに襲われる

氷の身体の大熊だ

慌ててメリットは赤い木札[爆裂]を投げつけると、赤い閃光がアイスベアを貫く

メリットは坂を転がり落ちた

ドォオン!

轟音とともに爆風がアイスベアを吹き飛ばした。

メリット「やった、一人で戦えた!どうやら、赤い木札は一回限りのようだ」


しかし喜びも束の間

「GYAOOOO!」

崖上から猛禽類の咆哮

探していた大鷲――青紫の羽根を持つ山脈の頂点捕食者だ


〜対「神速」作戦

メリットはブーメランを投げ追尾が始まるが、[神速]の大鷲には追いつかない

大鷲は雪煙を巻き上げ急降下

目にも留まらぬ速さで爪を振るう

メリット「今だ! 緑の木札[熟睡]!」

木札から緑のオーラが広がると共に睡眠波が放出された。


大鷲は空中で睡魔と闘い[神速]の効果が無くなった

旋回中に追尾していたブーメランが命中すると、墜落し雪原に顔を埋めた

メリットはホッとしたが、それよりチュンチュンの居場所を早く探さねば、既に数日が経過している

メリットは水晶玉にチュンチュンの居場所を問い掛けた

山頂の大木に鳥の巣が見えた

メリット「チュンチュン……無事だといいけど」


〜雀との再会

メリットは山頂まで登り、大木を見つける

青い木札[飛翔]を使うと、青いオーラが足を包み浮遊していく

巣の中を覗くと、雀が幼鳥にかじられていた

即座に緑の木札[熟睡]を使う

木札から緑のオーラが広がり、巣を包み込む


〜巣の中で

チュンチュンあはは、メリットが飛んでいる!これが死際に見る走馬灯と言う奴か…今頃は何処かで無駄に寝ているんだろうな…もう吾輩には[鉄壁]を続けるチカラは残っていない…


やがて、2羽は眠りに堕ちたが、幼鳥が雀の片羽を強く咥えて離れない

しょうがないので、2匹共王都まで連れ帰る事にした

帰る途中、幼鳥は目覚めて雀の片羽を咥えて逃げてしまった

雀を布で包み、もう一度緑の木札を使って雀を深く眠らせた

恐らくチュンチュンは[鉄壁]を使って、喰われないようにしていたのだろう

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