砂漠の魔物サンドキラー
砂漠を行くメリットと雀と隊長
小さなさそりが現れた
メリット「可愛いね」
チュンチュンそうだな
さそり型の魔物で広大な砂漠に生息するサンドキラー
弱い魔物だが旅人の水筒に穴を開ける
脱水症状で動けなくなってから襲ってくる
メリット「喉乾いた 水飲もう」
チュンチュンここは砂漠だ 少しづつ飲むんだぞ 水筒が空になったら干物になるぞ
メリット「あれ、おかしいな 空だ 水筒に穴が空いている」
チュンチュンそれは一大事だぞ!
それから、一行は数日間、水を飲めずに干物状態だった
もう歩く事も出来ない
チュンチュン砂漠に来たのは誤りだった 覚悟しろよメリット
少し離れた場所から、サンドキラーが様子を窺っている
何かを思い出すメリット「大丈夫だよ 会食の後に大賢者が旅をするには飲水が必要と言って、水魔法を教えてくれてたんだ レベル1で飲み水を出すくらいだけどね」
チュンチュンおいっ、なんで今まで隠していたんだ!もう、3日間水を飲んでないんだぞ!
メリット「水魔法習ったのを忘れていたんだ」
チュンチュンこれじゃあ 怒っていいか、感謝していいか、分からないな!
チュンチュン呆れたな!しかし、準備してたのは成長の証と言えなくもない
ともかく、命拾いした
〜帰らずの丘
ついに一行は[帰らずの丘]に到着した
「何だ?これは!」
黒い邪気が漂って塊となり、巨大なドクロの蜃気楼が丘全体を覆っていた
「これがナイトメアの正体か!」
ナイトメアが遠くの砦の仲間達の魂を呼び寄せているに違いない
登って行くと祠が有り骸骨が散乱している
隊長が用意していた白い浄化の木札を祠に供えた
すると、邪気が消えて丘に虹がかかった
隊長「兄さん、寂しかったろ…一緒に故郷へ帰ろう」
メリット「そういう事か…」
全て骨を集めて袋に入れた
メリット「チュンチュンちゃん帰ろう」
「あれ、返事が無い??」
隊長が叫ぶ「上だ!」
何と、大鷲が雀を掴み、遠くの北の山脈の方へ飛んで行く
チュンチュン遂に[神速]の魔物が現れたか…メリットの成長を見られなくなったのは残念だ
メリット「チュンチュンチュンチュンチュンチュン-」




