西の荒野
メリット「よし! 次は西の荒野だ!残りの“七冠”が潜伏してるって噂だし」
西へ向かう途中、廃墟の村に立ち寄ると朽ちかけた看板が立っていた
《北の大鷲の幼鳥、ここへ逃亡せり》
チュンチュンあのガキ……まだ生きてたか
突然背後の森から黒い影が飛び出した
幼鳥大鷲「親を奪った怨み……忘れない!」
チュンチュン出やがったか……
我輩の片翼を食らった効果で話せる様になったか!良かったじゃないか! ベイビー危ない事は止めて、お家に帰りなさい
幼鳥大鷲の瞳が赤く染まり[神速]の爪が雀を狙う!
その時――
メリットが正面に立ち[怠惰防御]を発動 幼鳥大鷲の爪が紫色のオーラに溶け込んだ [神速]の運動エネルギーは奪われ、[鈍足]スキルとなった
幼鳥大鷲「なぜ当たらん!?」
チュンチュンお前にはもう何も奪わせん!
[一撃!]
黄金の鉤爪が幼大鷲の背を捉え黒い羽毛を散らす
幼鳥大鷲「今、やられたのは[分身]の影さ!くっ……覚えてろ……必ず仇討ちを……!」
捨て台詞と共に空高く消えていった
その夜キャンプファイヤーを囲みながらメリットが呟いた
「俺たち……本当に強くなったな」
チュンチュンまだまだだ あの幼鳥大鷲……必ず成長して戻ってくる
それに七冠もあと五体……
メリット「でも……チュンチュンと一緒なら怖くないよ」
雀は翼を畳みメリットの肩に乗った。
チュンチュン「よし、明日からはもっとハードな修行だ! 覚悟しろよ!」
メリット「うぇ~疲れるのヤダなぁ」
チュンチュン冗談だ 休息も大事だからな
二人は静かに星空を眺めた




