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578話 仲裁

「い、いや、これは……」


 俺は慌てて言い訳を考える。


「ふっふっふ……」


 シルヴィは不敵に笑った。


「大丈夫です。わたしは分かっていますから」


「えっ!?」


「さすがはご主人様です。あれほどたくさんの女性を同時に相手にできるなんて、並の男ではできません」


「いや、あの……」


「これで、この村は実質的にご主人様の支配下に入ったと言っても過言ではないでしょう!」


「…………」


 さすがに過言な気がする。

 あの女性陣の内、実際に俺の子どもを身ごもった者は何人いるだろうか?

 仮に3人だとして、いくらこの村が小さいとは言っても3人の血縁者がいる程度で支配下とは大げさだ。

 まぁ、そこらの村より情が湧くのは事実だが……。


「それに、その堅物も落としたようですね? ご主人様にかかれば、おぼこい女騎士などイチコロです! これで王都もご主人様のもの!」


「おいおい……その辺にしておけ」


 俺がナディアに手を出したのは、彼女が魅力的な女性だからだ。

 確かに王都騎士である彼女が味方になれば、王都でアレコレする際にもいろいろと便利だろうが……。

 王都が俺のものになった、というのはさすがに大げさである。


「ぐぬぬ……。シルヴィ殿、我はそんな安い女では――むぎゅっ!?」


 ナディアは反論しようとしたのだが、俺に口を塞がれてしまった。

 ハーレムメンバー同士でケンカをされては困る。

 奴隷だが一番の古株であるシルヴィと、一番の新参だが元々王都騎士として活躍していたナディア。

 どちらにもプライドがあるし、譲れないものもある。

 ここは俺が仲裁する場面だ。


「お前たちは二人とも、俺の女だ。それでいいじゃないか。頼むから仲良くしてくれ」


「……分かりました。ご主人様がそう言うなら」


「……うむ。仕方あるまい」


 シルヴィもナディアも一応は納得したようだ。

 ひとまず安心する。


「じゃあ、出発の準備をしよう」


「了解しました! 荷物は一通りまとめてあります!」


 シルヴィが元気よく返事をする。

 その後、ユヅキやミナたちとも合流し、王都への旅路を再開したのだった。

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