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577話 ずっと傍に

「そういうことだ」


「そ、そんな! どうして、こんなことを! 我はもてあそばれたのか!?」


 彼女が泣きそうになっている。


「ナディアは勘違いをしているな」


「えっ……?」


「別に俺はお前をもてあそんだつもりはない。むしろ逆だ」


「どういう意味なんだ?」


 ナディアは首を傾げる。


「俺は女性をないがしろにするつもりはない。慕ってくれる女性は大切に扱う」


「…………」


「ナディアが望むなら、俺にずっと付いてくればいい。ハーレムメンバーとして、パーティメンバーとして大切にしよう。子どもができたら、その子たちも立派な仲間として育てる」


「……本当なのか? 我をずっと傍に置いてくれるのか?」


「もちろんだ」


「うぅ……。うわーん!」


 ナディアは号泣し始めた。

 よほど嬉しかったらしい。


「泣くな」


 俺はナディアを抱きしめた。

 そして、優しく頭を撫でてやる。


「こんな……我のようなガサツな女でも受け入れてくれるというのか?」


「ああ。ナディアは魅力的だよ。誇り高き騎士じゃないか」


「嬉しい……」


 ナディアは涙を拭いた。


「さて、これからどうするかだ。まずは村を出る準備をしよう。みんなが起きる前に済ませるんだ」


「彼女たちは放置しておいていいのか? エウロス男爵殿の女になったのでは?」


 ナディアがベッド上の村娘たちに視線を向ける。

 なかなかに壮絶な光景だ。


「問題ないさ。確かに、彼女たちと俺の間には子どもができているかもしれない。だがそれはあくまでも村の方針さ。俺という強者の血を取り入れたいというな」


「なるほど」


「もちろん事務的に関係を持ったわけではなくて、一定の情も感じているがな。王都の件や俺の領地開拓の件が落ち着いたら、またここに来ることもあるだろう」


「分かった」


 ナディアは納得してくれたようだ。


「じゃあ、まずは服を着ようか」


「ああ」


 俺とナディアは服を身に纏っていく。

 そして、外に出る。

 そこにはシルヴィが待っていた。

 腕を組み、仁王立ちをしている。


「おわぁっ!? シルヴィ!?」


「おはようございます! ご主人様! 朝からお楽しみだったみたいですね!」

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