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1057話 商会の少女-5
「安心しろ。彼女たちには、俺が責任を持って仕事を割り振ってやった」
例の孤児の少女たち以外にも、子どもは何人も参加している。
だが、そのほとんどは保護者付きだ。
基本的に子どもは親の仕事を手伝うのがこの世界の常識である。
また、例の孤児の少女たち以外にも、身寄りのない子どもはいるが……。
男の子は男衆に揉まれながら力仕事をしていたり、その他の隙間仕事的なやつを何やかんやで見つけたりしている。
女の子ばかりの孤児集団というのは、なかなか大変そうだった。
「それなら安心です! さすが領主様です!!」
少女はニコニコと笑う。
領主である俺に対する尊敬の念が、言動の節々から感じられた。
彼女は俺に対して純粋な憧れのような感情を抱いているようだ。




