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1046話 画期的な最新薬-3
「それで? 何やら笑い声が響いていたが……。何かいいことでもあったのか?」
「は、はい! 画期的な最新薬の調合に成功しまして……」
「ほう? それはすごいじゃないか」
俺は素直に称賛する。
エメラダがスカウトしただけあって、やはり彼女は優秀なようだ。
「はい! これがあれば、エウロス子爵様のご活動もより円滑に進められると思います!!」
「ん? 俺の活動が?」
この言い方だと、ただの薬ではないようだな……。
少なくとも、ポーションの類ではなさそうだ。
俺は怪我をしていないので、ポーションは不要である。
ちなみに、ポーションは調合士以外でも精製できる。
そのポジションは少し微妙なところだ。
治療魔法使いの領分と調合士の領分の、ちょうど中間にあると言える。




