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1039話 開拓地-8
「確かに、ワイバーンはドラゴンと呼ばれることもある。だが、厳密には違うのさ」
ワイバーンは、狭義ではドラゴンに含まれないが、広義ではドラゴンに含まれる。
そんな感じだ。
「ワイバーン……? ドラゴンより弱いのか?」
「いやいや、あんなデカい魔物だぜ? 弱いわけねぇって!」
「ワイバーンだって十分に脅威さ。それなのに、お一人であっさり討伐されるなんて……」
「やっぱりエウロス子爵様は最強だ! 開拓団に参加してよかった!!」
開拓団のメンバーが口々に言う。
開拓地に到着するなり、いきなりのワイバーン戦。
少し想定外ではあったが、結果オーライだ。
彼らに安心感を与えることもできた。
「さて……」
俺はつぶやく。
色々とやりたいことはあるが、優先的にやるべきことがあるな。
それは――




