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1040話 掘っ立て小屋-1
開拓地に到着して、一週間が経過した。
開拓団の面々は、それぞれ自分の役割を果たそうと必死になっていた。
そんな中でも、特に重要性が高いのは――
「てやんでぇ! 俺たちゃ泣く子も黙る大工集団『漢の絆』だぜ!!」
「おうよ! 俺たちにかかれば、どんな家でもあっという間に建っちまうからなぁ!」
「がっはっはっは! ま、さすがに一週間じゃ掘っ立て小屋しか完成しないがなぁ!!」
「なぁに、心配無用さ! 冬までには立派な家に建て替えてやっからよぉ!」
むさくるしい男たちの集団が、豪快に笑いながら大工仕事をしている。
開拓業の初期段階に活躍するのは、やはりこの『漢の絆』だ。
彼らは凄腕の大工で、開拓地に来て一週間だというのに、早速家を建ててくれた。
掘っ立ての仮設住宅ではあるが、それを差し引いても素晴らしい仕事ぶりだ。




