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1033話 開拓地-2
「う、うわあああぁっ! な、なんだあれは!?」
「せ、せっかく開拓予定地についたと思ったのに!!」
「ドラゴンが……ドラゴンが迫ってきてやがる!!!」
「助けてくれええぇぇぇーーっ!!」
開拓団の面々が騒ぎだした。
彼らの視線の先には、1体の魔物がいた。
なかなかに大きな魔物である。
「騒ぐな。落ち着け」
俺は言う。
だが、彼らの動揺は収まらなかった。
「で、ですが……ドラゴンですよ! あ、あんなのに襲われたら……」
「そ、そうですぜ!」
「逃げましょう! やっぱり、こんな場所の開拓なんて無理だったんですよ!」
開拓団のメンバーは口々に言う。
大型の魔物を前にして、冷静な判断ができなくなっているようだ。
まぁ、無理もないが……。




