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1031話 エウロス子爵領開拓団-18
「お、おい。コウタっちがまた変なこと言い始めたぜ……」
「……いつものことですぅ。放っておきましょう……」
「そ、そうだな……」
リンとルンが、料理の準備に戻る。
彼女たちは手際よく作業を進めていた。
元宿屋経営の女性も、こちらに視線を合わせようとはせずに、黙々と料理の下準備をしていく。
チンピラっぽい男たちは、自分のケツを守るような仕草でこちらの様子をうかがっていた。
「……冗談だって。そんな怯えなくてもいいぞ」
「そ、そうなんすか?」
「ああ。俺は女体しか食わん」
「そ、それなら安心です……」
俺が言うと、男たちはホッとした表情を浮かべる。
ちょっと変な空気になってしまったが、その後は和気あいあいとした雰囲気で料理ができあがった。
そしておいしい料理で英気を養った俺たちは、再び開拓地へと出発したのだった。




