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1030話 エウロス子爵領開拓団-17
「そういえば、お前たちはいい体しているよな。前職は確か、借金取りだったか?」
「へ、へい。まぁ実力行使に出ることは少なかったですが、見てくれだけは良くねぇとナメられちまうんで……」
「ふむ。なるほどな……」
俺は彼らを眺める。
俺の名前などを唯一完答した女性は、食事処付きの宿屋を経営していた。
そこの借金を回収しようとしていたのが、このチンピラまがいの男たちだ。
このガタイの良さ……。
こんなのに迫られると、一般人はひとたまりもないだろう。
「知ってるか?」
「へ?」
「俺はノンケでも構わず食っちまう男なんだぜ?」
「「ひぇっ!?」」
俺が言うと、チンピラっぽい男たちが悲鳴を上げる。
うむ、いい反応だ。
これで場の空気もほぐれただろう。




