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1029話 エウロス子爵領開拓団-16
「はっはっは! まぁ、そう畏まらなくていいぞ!!」
俺は笑いながら言う。
俺が貴族位を持っていると知って恐縮しているのだろうが……。
そんな必要は全くない。
「俺は実際にエロいからな! うっかり間違えてしまう君たちの気持ちはよくわかる!!」
「は、はぁ……。そ、そうですか」
チンピラっぽい男Aが戸惑いながら言う。
おいおい、もっと元気よく返事をしてくれよ。
せっかく冗談めかしてフォローしてあげたのに……。
見るからにチンピラっぽい男たち。
俺が彼らに期待しているのは、力仕事だ。
元気を出してもらわないと、少し不安になってくる。
まぁ、貴族と話すなんて不慣れだろうし、こういう態度を取ってしまうのも無理はないのだろうが……。
もう一押しのジョークを言って、場を和ませるか。




