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1014話 エウロス子爵領開拓団-1
「おお……。さすがに壮観だな」
俺は目の前に広がる光景に感嘆していた。
凄まじい人数の人々が、開拓地に向かって歩いている。
まさに大行進だ。
「これも、ご主人様の人徳のなせる業ですね!」
シルヴィが笑顔で言う。
それは褒めすぎだ……と、俺は苦笑した。
「みんなが協力してくれたからさ。俺1人じゃ、これほどの人材を集めることはできなかった」
「ご謙遜を……」
シルヴィが苦笑する。
だが、彼女を含めた『悠久の風』のメンバーが人材集めをとても頑張ってくれたのは事実だ。
俺1人で直接スカウトした人材は、ごく一部に限られる。
ここで、集まった人材を整理しておくか。
ほとんどのメンバーが徒歩で移動している今、挨拶がてら全員の状態を確認しておきたい。




