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1012話 孤児リリィ視点-24

「どうだ? 俺と一緒に、開拓団の活動をしてみないか? 決して損はさせない」


 コウタ様が言う。

 私はシルヴィさんやミナさんを見た。

 彼女たちは、私に向かって微笑んでくれる。


「ですが……私の妹分の1人は病気持ちでして……。開拓の仕事に耐えられるかどうか……」


「そのこともシルヴィたちから聞いている。『悠久の風』にはローズという優秀な治療魔導師がいるからな。出発までに治療させてもらおう。任せておけ」


 コウタ様は言う。

 Sランクパーティ『悠久の風』には、優秀な治療魔導師がいる。

 そのことは、シルヴィさんたちも言っていた。


「なに、見たところ難病というほどでもないはずだ。ただの風邪が、栄養不足でこじれただけだろう」


「そうなんですか?」


「ああ。だから、ローズにかかればすぐに治せるはずだ」


 コウタ様が力強く断言する。

 それなら安心だけど……。

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