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1011話 孤児リリィ視点-23
「開拓地では様々な仕事があります。魔物と戦ったり、畑を耕したり、住環境を整備したり、他領地と交易したり……。決して、ご主人様が何も考えていないわけではありません!」
「う、うむ! その通りだ!!」
シルヴィさんの言葉に、コウタ様が何度もうなずく。
まるで何かを焦っているように見える。
気のせいかな?
でも、子爵様なのに、なんだか親しみやすい人だ。
私は少しだけ緊張を解いた。
「お前たちが何を得意とするかは知らないし、具体的な仕事内容は未定だ。しかし、決して使い潰すようなことにはさせない。それだけは約束する」
「そ、そうなんですか……」
私はコウタ様を見る。
彼は力強くうなずいた。
どうやら本当に私たちを歓迎してくれているらしい。




