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お願いは転生です  作者: エノナイ
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転生記録17

剣人たち天使と剣術者と協力しているパーティ、ウインド・ガールズの2パーティはプランター国の近くに形成されているダンジョンへと入っていた。


「これがダンジョンか・・・・。薄暗くて気味の悪いところだな・・・・。」


剣人は初めて入るダンジョンで不気味な感じに襲われている。


「そりゃ、ダンジョンなんて好き好んで入るやつなんていないでしょ。早く終わらせてしまいましょ。」


ウインド・ガールズのリーダーはそっけない感じで言い放ってくる。


でも確かに好んでここにいようとは思わないし早く終わらせたいのは同感だ。


「・・・・でも絶対そんなすぐに終わらないだろ・・・・。」


そのうちモンスターとかも出てくるだろうし、はい、終わりました、ってなるはずはない。


「何言ってんの。ダンジョンなんて核を壊してしまえば終わりでしょ。」


「核?」


ウインド・ガールズのリーダーが言ったことに剣人は疑問を抱く。


「ダンジョンを形成しているのは集まりに集まった魔力だからダンジョンの核を成している魔素石を破壊してしまえばダンジョンは維持できなくなるんだよ。」


剣人の疑問に対してマーリが的確に答えてくれた。


「・・・・なるほど。つまりダンジョンの何処かにダンジョンの心臓のようなものがあるからそれを破壊すればいいのか。」


剣人はウインド・ガールズの言っていたことを理解した。しかし、だからと言ってダンジョンの攻略がすんなりと終わるとは到底思えなかったが。


「・・・・考え事している場合じゃないよ。モンスターが来た。」


「・・・・!」


ウインド・ガールズのリーダーに告げられ剣人はハッと警戒する。


「あれは、コウモリか?」


目を凝らして見るとコウモリのようなモンスターがバサバサと飛んできているのが見える。


「・・・・あれはコウモリ形モンスターのバットだよ。」


剣を構える剣人に対してウインド・ガールズたちは前に出る。


「・・・・?」


「ここは私たちの方が相性よさそうだね。」


「な、何をする気なんだ?」


バットが剣人たちのすぐそばまで来たところでウインド・ガールズたちは動き出した。


「じゃあ行くよ、リーダー。」


「・・・・うん。」


ー{瞬風移動}ー


ウインド・ガールズたちはまるで風が吹いたかのように素早く移動しバットたちを羽の根本から切り裂いていった。


剣人たちが呆気に取られている間にバットたちは一匹残らず倒されていた。


「な・・・・。」


「凄い!今のは何?」


マーリが聞くと彼女たちは丁寧に教えてくれた。


「私たちは全員、ランク2の瞬風動者に進化しているから風のように素早く動くスキル、瞬風移動が使えるんだよ。」


「だから私たちのチームは風のように速く動くことができるからウインド・ガールズってわけ。」


「へえぇ、凄い!」


マーリと彼女たちが話しているときに剣人は一つの疑問が浮かんだ。


「あれ?冒険者育成学校を卒業した人たちってほとんどがランク3になっているんじゃないの?」


剣人が質問すると彼女たちは首を横に振る。


「いや、別にランク3になることは卒業に必須なわけでもないし半分くらいはランク2のまま卒業するよ。大事なのはランク2だろうと3だろうとそこからその能力をどう活かしてくかだと思う。」


「だからこそ私たちは同じ能力の人たちで固めて一斉に仕掛けていくスタイルだしね。」


彼女たちが答えた後にマーリが話しかける。


「・・・・実際卒業した後にパーティを組めなくて冒険者を辞めてしまったりする人たちはいっぱいいるんだ・・・・。だからこそ私はケントが来てくれるまで不安だったんだ・・・・。私は冒険者として活動できなくなるんじゃないかって。」


「マーリ・・・・。」


剣人は初めてマーリと出会ったときの事を思い出した。俺が死にかけてマーリが助けてくれた後にいきなり頼み込まれたよな。冒険者やろうって。


「・・・・それでランク3なのに俺と戦って敗れたクイン・アクリスとか言うやつはただの見えはりだったのかな?」


「・・・・いや、あれは、ケントが強かっただけだと思うよ・・・・。」


「いやいや、俺なんてまだまだ冒険者として半人前だし、全然強くなんかないよ。」


剣人とマーリが話しているとウインド・ガールズのリーダーに声をかけられた。


「・・・・そこの二人、夫婦漫才みたいなことやってないでさっさと行くよ。」


「何が夫婦漫才だよ!」


剣人がツッコミを入れていると周囲から振動を感じた気がした。


「・・・・ん?なんだ、何か揺れてない?」


「・・・・え?」


マーリも剣人に言われて静かに辺りをうかがってみた。


ウインド・ガールズたちも感じ取ったみたいで全員が警戒する。


「・・・・何?この振動。」


その時、壁にビキビキとヒビが入りだした。全員がそれを見てヒビの入った壁から距離を取る。


「な、何だ?!!」


その時、壁が突き破られて数体のコウモリが現れた。


「あれは、バットか?」


「いや、でも姿が少し違う・・・・。あれは、もしかして・・・・」


コウモリ形モンスターが間に入ってしまったことによって天使と剣術者とウインド・ガールズは別れてしまった。


その時コウモリが翼を広げてきた。


「・・・・なっ?」


ー{グレネード・ツイスター}ー


コウモリの翼から赤い竜巻が出てきた。


「ヤバイ!ケント、逃げるよ!」


剣人とマーリは全速力で走り出した。


赤い竜巻は地面に着弾したかと思うと着弾点から爆発が巻き起こった。


「うわ!」


「キャッ!」


剣人とマーリは爆発によって起こった強風に当たって吹き飛ばされかける。


「あ、あれはランク4のバット・・・・」


「ら、ランク4?!」


「爆流獣・バットだよ!」


ー{グレネード・ツイスター}ー


爆流獣・バットがグレネード・ツイスターを再び放ち、剣人とマーリの足元に着弾させる。


「うわーーー!」


「キャーーー!」


そのまま吹き飛ばされた剣人とマーリはどこかの部屋にまで吹き飛ばされてしまった。

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