第16話(くすぐり、その他)
「負けたものは仕方ないですね…では、1枚引きますよ…!」
ひなたが覚悟を決めて箱から紙を取る。
「なんてかいてあったー?」
渚が興味津々に覗き込む。
「案山子になって5分間みんなから悪戯される…?動いたり声を出したりするのは禁止って書いてありますね…どういうことでしょうか…」
ひなたが首を傾げながら周りを見る。
「お、それって俺書いたやつだー!かかしって動かないし、声もださないけど鳥につつかれたりとかするじゃん!というわけでみんなでかかしのひなたにいたずらしよーぜー!」
真央が楽しそうに笑いながら説明する。
「あったあった、磔みたいだけどまぁかかしも似たようなもんよね。十字になってる棒持ってきたから手と足括っておこうねー♪」
春佳もわくわくしながら準備している。
「先輩達準備早すぎですよー!こういう時の息の合い方ほんと気持ち悪いレベルなんだから…」
早希が呆気にとられながら呟く。
「じゃーん、足ツボマット持ってきたよー!足の周りに置いといたら、動いたらちょー痛ーいのが待ってるからねー。」
渚も悪戯する気満々だ。
「ちょ、ちょっと皆さんひど過ぎませんか…!もうちょっと手加減をお願いします…」
ひなたが泣きそうな顔で頼み込む。
「ひなた先輩、罰ゲームなので受けてくださいね。顔描いてあげますね…。」
優衣がひなたの顔にへのへのもへじと書いていく。
「これで完成だねー♪悪戯はなにしよっかなーっ!」
春佳が悩みながら部室から物をいくつか持ってくる。
「こ、これで5分間罰ゲーム受けるんですか?」
ひなたが困惑しながら声を上げる。
「あれー?このかかしから声が聞こえるよー?そんなわけないよねー、かかしは喋らないもんねー。」
渚がニヤニヤしながらかかしに向かって話しかける。
「うぅ…(お、終わるまで我慢するしかないんですね…なんとか耐えてみせます…!)」
ひなたが一瞬声を出したがおとなしくなったようだ。
〜罰ゲーム開始〜
春佳「じゃあ今から5分間ね!動画の準備もオッケー♪」
それぞれ悪戯を開始する。
春佳「まずはー…羽根で手をさわさわーっと♪あ、動いちゃだめよ?」
真央「じゃあ俺は膝やろっかなー!」
ひなた「(くすぐったくて動いてしまいます…くうぅぅぅぅ…)」
早希「足がちょこちょこ動いてるー!足ツボマットあるから気をつけてくださいねっ!じゃあ私はふくらはぎつまんじゃおーっと!」
渚「うーん、僕は何しよっかなー。思いつくまで耳引っ張って遊んでよーっと。」
ひなた「(ちょっと痛いのとくすぐったいのが一緒にきて変な感じです…は、早く5分経ってください…!)」
優衣「かかしさんの脇腹こちょこちょこちょ…」
ひなた「(優衣ちゃんの言い方ドキッとするし、手つきがなんかいやらしい気がします…きゅ、急に激しくくすぐられると我慢できません!)くふふふっ!!」
春佳「あら?今声出ちゃったねー!決めてなかったけど30秒追加しまーすっ♪」
ひなた「(部長ひどいですー!!色んなとこくすぐられてちょ、ちょっとやばいです…頑張って我慢しなきゃ…!)」
渚「腋の下くすぐっちゃおー!んー…なんか汗臭い気がするなぁー?」
早希「渚ってほんと意地悪だよねー!うなじのところこちょこちょー♪あ、ほんとだー、なんかむっとするような気がするー?」
ひなた「(渚も早希もそんなとこ触らないでくださいー!臭い嗅がれるのはほんと恥ずかしいからやめてください…)」
真央「ひなた面白い顔してるから写真とっとこー!おー、我慢してる我慢してる。がんばれー!こちょこちょこちょ…」
優衣「〜♪」
ひなた「(ちょ、ちょっと写真まで撮らないでくださいー!動画は撮られてますけど顔アップで撮られたら恥ずかしいです…というよりどんな顔してるんでしょうか私…ゆ、優衣さん!それはだめですー!!足の指の間かりかりしないでくださいー!!)
ひなた「いっっったーーーーい!!!」
春佳「あーあ、マット踏んじゃったのねー!優衣ちゃんが意地悪してたもんねーっ!はい、30秒追加でーす♪」
ひなた「(うぅぅ、あんなに痛いなんてびっくりしました…くすぐったいです!!誰か助けてくださいーーーー)」
春佳「あ!いい事思いついたーっ♪よいしょっと…!」
ひなた「(えっ、何したんです…あっそれはだめですー!!)ぶ、部長それは反則ですーーー!!」
真央「春佳…なにしたん…」
春佳「ごめんごめんー!つい思いつきで…あははー!」
早希「部長の手つき慣れ過ぎてちょっと引きました…あはは…」
渚「6分たったよー!最後のはぶちょーが悪いって事でノーカンにしといたー。」
ひなた「はぁぁ…やっと…終わりました…お、お手洗いに行ってきます…部長覚えておいてくださいね…!」
春佳「ちょ、ちょっとやりすぎたかも…」
渚「で、ぶちょーなにやったのー?」
春佳「え?あー…えーーっと…ブラのホック外した、あはは…」
真央「あー、そりゃ怒るわなぁー。」
優衣「そ…外でやらないで下さいね…」
〜罰ゲーム終了〜
ひなた「部長なんてしりませーん!ふーん!」
春佳「ごめんってばー!ちょっとやりすぎたのは認めるからー!」
ひなた「謝っても許しません!今度仕返ししますからね!」
春佳「(ちょっとこう言われるとゾクっとしちゃうかも…じゃなくって!)わかったわよー!受けて立つからね!」
渚「喧嘩にならなくてよかったー、じゃー帰る準備するよー。」
「みんなすごくくすぐったかったし恥ずかしかったし、最後に部長ったらー!」
ひなたが膨れながら言う。
「早すぎて私もびっくりしました…そういえばひなたさんの足からいい臭いしてましたよ。」
優衣が返事をする。
「ゆ、優衣さんまでそんなところを嗅いでたのですか!?」
ひなたが顔を赤くして驚いている。
「あ…つい、ですね…」
優衣も恥ずかしそうに顔を背ける。
「これは皆さんに仕返ししないとですね…」
ひなたの顔つきが変わる。
「お、お手柔らかにお願いします…」
優衣が遠慮がちに返事をする。
「帰る準備できたかー?」
周りを見渡しながら真央が声をかける。
「はーいっ!」
みんなが返事をする。
「「「今日もお疲れ様でしたーーーー!!!」」」
今回は一気に投稿にしましたー!
かかしというアイデアはお題箱からいただきましたっ♪
ありがとうございましたー!!
お題箱にまだいくつか頂いているものがあるのでこれから徐々に消化していきたいですねっ!
果たしてひなたちゃんは仕返しできるのか…!w
なんか罰ゲーム率高いですよね、ひなたちゃん。




