14話運動会1年生(飴食い、その他)
運動会最後のお話になりますー!
「あれ?もしかして優衣ちゃん同じ組?」
早希がふと気づく。
「そう…みたいですね。早希さん足速そうなので競争はしませんよ。」
優衣も言われて気づく。
「あちゃー、バレちゃったかぁー!勝負しようと思ったんだけどなー!」
早希が狙いがバレて恥ずかしそうにする。
「運動がなければ勝負したいですけど…早希さんと勝負はちょっと勝てそうにないので…勝っても負けても楽しくやりたいですね。」
優衣が少し申し訳なさそうに言う。
「得意不得意はあるもんねー!また今度そういうことあったらにしよっ!お互いがんばろーねっ♪」
早希も仕方なく引き下がる。
「でも、そうやって誘ってくれるの…すごく嬉しいです。ありがとうございます。」
優衣が少し照れながら言う。
「いいよいいよっ!優衣ちゃん、そろそろ敬語は無しにしよーよー…無理にとはいわないけどさっ!」
早希が優衣に提案してみる。敬語で話されるのはあまり得意じゃないようだ。
「え、えっと…が、がんばるね…?」
優衣が恥ずかしそうに提案に乗ってみる。
「優衣ちゃんかわいいっ♪あ!ルールの説明始まるみたいだよー!」
早希がきょろきょろしながら言う。
〜ルール説明〜
横になった状態でスタートし、起き上がって飴食いする。次に箱を1つ選んで中に入っている制服に着替える。
机にある計算問題を解く。手を上げて係の人にチェックしてもらったら、問題用紙の裏にお題の人が書いてあるので条件にあった人を探す。
その人とあっち向いてホイをしてどちらかが勝ったら2人3脚をしてゴールする。
「えーっ!2、3年の見てて大変そうっては思ったんだけど…」
早希が驚きながら言う。
「長くなりそうですね…」
優衣はもはややりたくなさそうだ。
「うーん、私は計算苦手だからあまり難しくないといいなぁー。」
早希が言う。
「借り人、見つからなかったら…どうしよう…」
優衣も不安そうにしている。
「ま、まぁ競技の途中だしそんな無理難題いわないでしょ!きっと何とかなるはずっ!」
と、早希が言ったところでアナウンスが入る。
「次は1年生による山学生は大変!です。まず、起き上がって顔を洗い、飴食いをします。次に、制服に着替えて計算問題を解きます。裏に書いてある特徴の人を探してあっち向いてホイをします。どっちかが勝ったら2人3脚をしてゴールです!この競技は会場の皆さんに協力していただく競技です!選手の皆さんに是非協力をお願いします!まだまだ入学したての1年生を応援よろしくお願いします!」
前の組がスタートする。
「うわぁ、顔真っ白じゃん…制服は夏服だったらラッキーって感じみたいだね!」
早希が前の組を眺めながら感想をいう。
「計算そんなに難しくなさそう…みんなすぐ終わってる…」
優衣も一緒に見ながら呟く。
「まじで、あそこであっち向いてホイするのー…ちょー目立つ場所じゃん…」
早希が嫌そうにして言う。
「ほんと、恥ずかしいね…」
優衣が同意する。
「えー、やりたくないけどがんばろー!優衣ちゃんよろしくね!」
早希が立ち上がる。
「わたしも見る側が良かったです…頑張りましょう…」
優衣ものろのろと立ち上がってスタート地点に移動する。
よーい、パァン!
一斉に起き上がってスタートする。
実況「一斉に起き上がってスタートしました!まずは顔を洗って粉の中の飴を探します!」
早希「えっと、これで顔洗ったらいいんだよねー」
優衣「飴食いのとこついたけど…全然見えない…」
早希「ふーっ!ふーっ!げほっ…!この入れ物絶対深いよー!」
優衣「うっ…口だけで探すくらいじゃ見つからない…けほっ…」
実況「選手の皆さん苦戦しています!飴食いからなかなか進めません、頑張ってください!」
早希「見つからないから優衣ちゃんに悪戯しちゃおっと…!えいっ。」
優衣「誰…!?げほっげほっ!」
早希「顔全部真っ白なっちゃったねー!あははっ♪」
優衣「早希ちゃん、仕返しです…!」
早希「げほっ!優衣ちゃんが仕返ししてくるなんて思ってなかったよー!」
実況「選手2人が真っ白にお化粧しています!」
会場全体から笑い声が上がる。
優衣「うぅ…早希ちゃんのせいで真っ白になっちゃった…恥ずかしい…」
早希「げほっ…口の中まで粉いっぱいで気持ち悪いぃ。次は制服っと…中身は…冬服かぁー。」
優衣「早希ちゃんは冬服だったみたい…これは夏服かな?…粉落ちてくるの気になるけどしょうがないよね…」
実況「次は計算問題を解いてくだい!」
優衣「うぅ…なんで問題解く場所が生徒席の前なの…?みんなスマホ構えてるし…やだぁ…で、でも問題解かなきゃ…」
早希「34+16?えっと、えっと…50!42-18は…難しいよー!」
顔全体が真っ白で机に向かっている早希と優衣に対して笑い声や笑って手を叩く音が聞こえる。
優衣「動画撮ってる人もいる…こんなとこ撮らないでよー…問題終わったぁ。」
係員「ぷぷっ…せ、正解です!では裏に書いてある条件に合う人を探してください!」
優衣「い、今笑われてたよね…うぅ。裏は…腕時計をしてる男の人?」
早希「や、やっと終わったぁー。ってうわ、みんなスマホで動画撮ってるし…最初気づかなかったけど、恥ずかしっ。」
係員「ぷぷっ…全問正解です!裏に書いてある条件に当てはまる人を探してください!」
早希「あいつ笑ってたしめっちゃ見られてた…んもうっ…!裏はなんて書いてあるかなー、女子中学生かぁーっ」
実況「次は借り人です!お題にあった人を探してください!会場の皆さん、ご協力お願いします!」
優衣「腕時計してる人…と、とにかく観客席に…!」
観客1「うわぁ、あんな顔で人探しなんてかわいそー!」
観客2「あははっ!真っ白顔で面白いじゃん!うちは絶対やらないけど!」
優衣「うぅ…そ、そう言わないでぇ…」
早希「中学生かぁー…グラウンドの入り口の方にいないかなー!てか冬服あっつい…」
観客3「ぷぷぷっ、あの子めっちゃ粉まみれじゃん、女子だけど恥ずかしくないんかなぁ。」
観客4「たぶん強制だろうから恥ずかしくてもやるしかないんじゃね?見てる分にはおもしれーからいいけど。」
早希「恥ずかしいけどしょうがないじゃん…!それにこんな粉まみれになるつもりじゃなかったしっ!」
実況「真っ白な顔の選手たちが必死にお題の人を探しています!頑張ってください!」
優衣「あの人腕時計してる…!こういう時は早希ちゃんが羨ましいです。あ、あのー…すみません…腕時計つけた人がお題なので…いい、一緒に来てもらえませんか…?」
男の人「えっ?あっ、俺でよければいくよ?」
優衣「お、お願いします…」
早希「あ!あの子中学生かな!聞いてみよ…!ねぇねぇ、もしかして中学生?」
女の子「わっ!びっくりしちゃってすみません、中学生です。も、もしかしてお題ですか?」
早希「話が早くて助かるー!一緒に来て欲しいんだけどいい?」
女の子「はいっ、いいですよ!それにしてもすっごい顔ですね…」
早希「わ、わたしだってこんな真っ白になるつもりじゃなかったんだからー!」
実況「次は探した人とあっち向いてホイをします!観客席の前なのでお写真撮る方は是非撮ってくださいね!」
春佳「早希ー!優衣ー!どっちも頑張ってー!!」
真央「もうどっちがどっちかわかんねぇな…がんばれよー!」
優衣「うわぁ…お客さんいっぱいいる…みんなもいるし、そんな見ないでぇ…」
男の人「ここでいいんだよね?」
優衣「は、はい…か。掛け声もお願いしても…いいですか?」
男の人「いいよー、じゃんけんぽん!」
優衣「あっち向いて、ほい。も、もう1回…!」
男の人「じゃんけんぽん!あっち向いてほい!」
優衣「うぅ…もう1回です…」
渚「早希の真っ白おばけー!」
ひなた「それって応援してるんですか…?早希ちゃん頑張ってくださーい!!」
早希「ひなた先輩ありがとうございますっ!渚は後でおぼえておきなさいよ…!えっと、ここであっち向いてホイすればいいんだよね。うわぁ…人いっぱい見てるのやだなぁ…」
女の子「人いっぱいいますね…みんな注目してます…」
早希「さっさとやってゴールしちゃお!じゃんけんぽんっ!」
女の子「あっち向いてほいっ!ふふっ、ふふふふっ。」
早希「ちょ、ちょっとどうしたのよー!」
女の子「す、すみません…急に真顔になったのが可笑しくって!ふふふふっ。」
早希「もー!仕方ないじゃんっ!続きするよ!じゃんけんぽん!あっち向いてホイ!もうっ!まただめかぁー!」
優衣「この人からもすごい見られてる…恥ずかしい…」
男の人「あ、ごめんごめん。次こそ!じゃんけんぽん!」
優衣「あっち向いて、ホイ。あ、勝てました…!あそこから2人3脚するみたいです…足、結びますね…」
男の人「急がないでゆっくり行こう。」
優衣「わっ…む、難しい…やっ…」
男の人「大丈夫?立てる…?」
早希「じゃーんけーんぽん!あっち向いてほいっ!やっと勝ったー!!あとは2人3脚してゴールだね!」
女の子「はい!がんばりましょう!」
早希「足を結んでっと…い、いくよっ!」
女の子「あう、足が合いませんー!ちょ、ちょっと待ってくださいー!」
春佳「制服の下に体操服着てるのわかってても、スカートの中見えるとどきどきするよね…///」
ひなた「部長何言ってるんですか?またそんなところばっかり見てー。」
男の人「何とか2位みたいだよ、お疲れ様でしたー。」
優衣「あ、ありがとうございました…おかげで助かりました…」
早希「私が負けちゃったー!3位なっちゃったー!」
女の子「わ、わたしのせいですー!すみませんー!!」
早希「そういう事じゃないよっ!2人で負けたんだからどっちが悪いとかじゃないよー!」
実況「終わった選手たちは記念撮影があるのでゴール付近で待機してください!お手伝いして下さった地域の方々もよろしければその場で待っていて下さい!」
早希「え、もしかしてこの顔のまま待ってなきゃいけないの…?」
優衣「そ、そうみたい…早く粉落としたいです…」
早希「待ってる時間長そう…私も恥ずかしくなってきたよーっ…」
優衣「わたしだって恥ずかしいです…」
カメラマン「そこのおふたりさんこっち向いてー!」
優衣と早希「えっ?」
早希「い、今の絶対撮られたよね…」
優衣「そう…ですね…写真嫌なのにぃ…」
後日、その写真が学校報にのりましたとさ♪
読んでいただきありがとうございましたっ!
とってもとっても長くなってしまいました…
粉まみれで色々やらされてるのはほんと恥ずかしそうですよねっ!////
優衣ちゃんと早希ちゃんも大変だったけど書いてるねここも大変でした…w
次回からは通常回に戻ります!
まったり目なお話が書きたいなぁーっ




