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三章11話 魔獣襲撃、決勝は?

久々の更新、放置二ヶ月か・・・


3位決定戦は不戦敗を申し出たのからいよいよ決勝戦なんだが・・・

この空気、試合が始まる前から何か有るって言ってる様なものだぞ。


そして、試合開始と共にリングに獣が降り立った、リジアは反応が送れリング端まで吹き飛ばされたが、相手の魔法使いの方は試合開始後直ぐに飛び退き難を逃れている。


「来たか、でもまぁ、あれは撹乱だろうな」


「ライネスさんの聞いた話だと、狙いは私達なんだよね?」


そう、リングに魔物が降って来たけど、狙われているのは闘技大会の来賓として招かれている各国の主要人物達。

だから、リングで暴れる魔物の対処等は他の人に任せ、俺達は待っていた。


今ここにいるのは、各国の来賓と数人の護衛。

まぁ、この護衛の奴等に来賓の守りは任せるとして、俺は敵の迎撃に専念しよう。


どこから来るかと身構えていると、リングの方で変化があった。


誰かが空に向け魔法を放った。空を見ると羽を持った魔物が魔法に打ち落とされていた。


「上か・・・」


そう言や、今リングだ暴れている魔物も上から降ってきたんだよなぁ、撃ち落されてるのは運んできた魔物って訳か。

お、何人か羽の魔物を倒しに行ったみたいだな、よしよし、これなら俺はこっちに集中できる。


「来賓の方々、此処も危険ですので避難して下さい!」


避難を促しに来た見覚えの有るローブの男に俺は迷わず殴りかかった。


「ッ!!『アースシールド』!」


俺の拳は男の防御魔法に阻まれる、まぁ簡単に当たるとは思ってない。


「待ってたぜ」


男の顔が忌々しげに歪む。


「チッ、またお前か。とことん邪魔してくれるな・・・」


「邪魔なのはお前の方だ、この辺りで捕まっとけ」


「断る!」


まぁ当然だな、男が手を振ると周囲の物の影から魔物が数十匹出現する、その内の4体が俺の方へ向かって来た。ワーウルフって言うのか?俺に振り下ろされた爪を弾き、膝に蹴りを叩き込み骨を砕く、これで行動不能、そうしている内に男が部屋の隅の物影に移動する。


「計画は練り直しだ、今回は退く、精々死なないことだな」


「チッ!待ちやがれ!!」


俺はこいつが何度か影を使って姿を消すのを見ている、おそらく影を基点に移動できる魔法か何かだろう、また逃げられる!

俺以外の騎士達も、突然影から現れた魔物から周囲の者を守るので手が一杯の様で男を追えない。

俺に襲い掛かって来た2体目、1つ目の犬の目玉を殴り潰して男を追おうとするが、同じ型の3体目4体目に阻まれる。


「くそ!」


男が影に溶けるように姿を消しまた・・・くそ、また逃げられた。


捕り逃したイラつきを目の前の2匹の魔物にぶつけ、纏めて殴り潰す。


「リョウ、こっちも片付いたわ、向うの応援に行っても大丈夫よ」


他の魔物はリアや護衛の騎士が片付けたようだ。


まぁ、逃げるための時間稼ぎだったんだろう、そう強力な奴は居なかったみたいだ、けど・・・リングの奴は別格みたいだ。リジアや他の参加者も戦っているのに手古摺っているようだ。


「あぁ、犯人には逃げられちまったけど・・・アレはどうにかしとかないとな、手伝って来る」


ローブの男も逃げたしこっちは問題無いだろう・・・俺はそう言って飛び出した。


まず、暴れる魔物の脳天に強化した蹴りを叩き込む。


「ようリジア、手古摺ってるな」


魔物が地面に叩き付けられている内にリジアの隣に移動した。


「リョウイチか、厄介な事にこいつ魔法が効かないんだよ魔物って言うより魔獣の類だな、図体でかいから攻撃も当たれば即退場だしな、責めあぐねてる」


「魔法が効かないって事は力押しか・・・」


相手も魔法が使えないのであれば純粋な力比べ、体格差が有ろうと負ける気はしない、まぁ、魔法を使われると厄介なんだけどな・・・見た目(黒い巨大狼)的に無いだろう。


魔物の攻撃が強力過ぎて守りは意味が無いみたいだ、動きの速い者が魔物を撹乱し、隙を見て攻撃力の高い者が攻撃を加える、といった戦法を取っている様だけど、リジアの言うように効力はイマイチだ。


「お前の剣も駄目か?」


「撃てるが、奴の前でかき消される」


「じゃぁ、意味が無いな、分かった、俺が殺る」


身体強化は全開、魔物相手に遠慮する必要は無い、正直大会中全力でやれてたわけじゃないからな、溜まったストレスの解消をするのにこの魔物は利用させてもらおう。


「鉄血(アイアンブラッド)」硬化し手甲は捨てる、相手が人じゃないなら逆に邪魔になる。


「寝てろ・・・」


立ち上がった魔物を有無を言わせず再び叩き伏せる、反撃なんてさせない。


「お前無茶苦茶するな・・・アレを叩き伏せるってどんな力だ?」


「んなこと言ってる場合か?俺が潰してる間(今のうち)なら攻撃し放題だぞ」


「おおぉ、そうだな、みんな!今の内だ潰すぞ!!」


各々の武器を手に魔物に群がる参加者達、魔物への攻撃は任せよう、俺なんでもないようにやってるけど、この魔物を叩き伏せるの結構しんどいんだよなぁ、強化も全開で使ってるし・・・


「ガァアアア!!」


「だから寝てろって・・・」


立ち上がろうとする魔物を叩き伏せることを続ける。


まぁ、これで片付くだろう。


「これで終わりだ!!」


リジアが双剣を魔物に突き立てる。

幾度にも亘る攻撃で魔物はようやく力尽きた。


やっと終わったか・・・



「まだみたいよ」


「あ?リア、まだなんかあるのか?」


「この魔物を運んできた羽を持った魔物・・・」


「何人か迎撃に出てっただろ?」


「うん、羽の魔物は迎撃出来るんだけど、運んで来る大型の魔物が・・・」


「「あぁ・・・」」


なるほど、今倒したのと同じようなのがいたら手古摺るな、こっちも俺が足止めして何とか倒したって所だしな・・・


「しゃぁないな・・・」


犯人逃げちまったってのに、まだ、終わらないか・・・


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