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『ライフ・ワークス』  作者: 一般げーまー
7/9

7話 希望とは

「俺ちょっくら”仕事”をこなしに行ってきます」そう言い残し彼は行ってしまった。「えっと、これどう考えても人数不利で戦うことになりますよね?」と不安を口にしてみると「そうだな、あいつが仕事をして帰ってくるまでは人数不利で戦うことになるな」とぶっきらぼうにシーサーさんが答えてくれる。私自身余り運び屋という職業をしらないため、彼の行動が普通かどうかがわからないが、シーサーさんの口ぶりから察するにおそらくアレが従来の立ち回りなのだと考えてみるも、不利なことに変わりはないので相変わらず不安で仕方がないです。そんなこんなで不安な気持ちに抗っていると「とりあえず一旦彼のことは気にせずに私達は私達の作戦を実行しましょう」そうHerrさんの発言に「はい、そうですね」「だな」「そだね〜」とみんながそれぞれの反応を示して改めて心を一つにして挑みます。最大限の警戒をしつつジョブピックの時から薄々感づいていたことを聞いてみる。「シーサーさんとレインさんってパーティーで参加してるんですか?」「ん?ああそうだな、俺とあいつはパーティー組んで参加してるな」彼は飄々とそう言った。「いつも、あんな感じなんですか」とHerrさんが続けて訊いてみると「ああ、いつもあんな感じだな。かなりの数の修羅場(味方からの集中砲火)をくぐっているな」と呆れとも慣れとも取れる表情で喋っていた。しばらく警戒を続けたまま中央方向へ移動をしていると、突然キャット・シーさんが「近いね〜」と間延び声で警戒を促す言葉をくれました。「では、作戦通り行きましょう」その言葉を皮切りにそれぞれが役割をこなすための位置取りや準備をはじめ、それに私も乗っかり準備を始めることにする。私のジョブは呪術師なので特に相手の聖騎士に対して能力の行使をしたいけど、相手もそれを警戒した立ち回りを選ぶのは目に見えているからそこにいかにして対応するかが重要だとみんなから意識するように言われているので、そこを意識した立ち回りを考えつつ周りの警戒をして居るとやたらと開けた場所に私達は到着しました。ここはマップの中央部であり、多少の障害物はあれどスナイパーの射線が通るので注意が必要になってくる場所だと自分に言い聞かせる。そして私達がやってきた反対側から相手チームがやってくるのが見える。ふうと息をつき集中力を高め、改めて試合に望む心構えを整える。持っている骸骨が先端にくっついたデザインの杖を握りしめ、戦いに望むのであった。


『荒廃した市街地』その名の通り荒廃した街がモチーフのマップで、中央部に開けた戦場がありそこを囲うように街が立ち並んでいる構造である。そしてこのマップは所々に遠距離が活きる構造物がある。そう、時計台やタワーなどである。これらがあるせいでこのマップは最初期辺りからあるのに、あとになって追加されたはずのスナイパーが無双できるため特定の人たちから嫌われている。


いかにも初心者みたいな構成を組んだ相手のチームを男は正直に言って下に見ていた。男は聖騎士のジョブを取り、前を張る役割を担っている。のだが、どうにも相手チームの構成が杜撰なため本格的な戦闘は始まっていないが勝った気でいた。それもそうだろう相手は聖騎士対策の音楽家と呪術師それに魔法使いとここまでは聖騎士を重めに捉えてのピックだが、後が歌舞伎役者に運び屋である。歌舞伎役者は最悪スナから味方を守れるためわかるが運び屋は意図がわからない。なんせ運び屋なんて誰も使わないジョブであるから。その証拠にこのゲームが発売してから今に至るまで使用率ワースト1位である。ので正直余裕だと男は考えていた。そう、そのはずだった。

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