お、お米があ...
再度、機嫌治しの為買い物に行ってきた僕は、また家に帰ってきた。
今度はコンビニのシュークリームじゃないよ!
スーパーに売ってたロールケーキだよ。
いちご大福が僕は、食べたかったけど茜は洋菓子が好きだから我慢。
「………」
「どうしたの聡にい? お詫びを渡すの忘れてるよ? 何ボーッと立ってるの?」
僕は帰って来て黙って立ち尽くしている。
茜が片手に持ってる灰料理は何…誰が食べるの山のようになってる灰を、まさか僕とか言わないよね!?
本当に灰だよ、固形ですらないよ!? え!? 何をどうしたらここまでになるの、むしろ何!?
「あ、えっと、すみませんでした。 どうぞ」
「私、今ね晩御飯の用意してるの見てわからない? 何でこんな所で渡すの? 早く入りなよ」
「あ、ごめんね。 そうだよね、急いで部屋に持ってくね」
「何でそんなに慌てて私の隣を通ろうとするの!? お皿のおかずが飛んじゃうでしょ!? 飛ばないように大変なんだよ!?」
「ご、ごめんね? そ、それは何かな? もしかしてイカスミかゴマ料理?」
そりゃあ飛ぶよね、僕は、飛ばしたかったんだけどね!
だって灰だもん! お鍋の中も凄い気になるけど聞けない。 怖すぎるよ!
「違うに決まってるでしょ!? どう見てもスクランブルエッグじゃん! ちょっと焼きすぎちゃっただけでしょ、見てわからないの!?」
「だ、だよね! もちろん分かってたよ、卵の殻が凄いあるもんね!」
卵の殻を見るまで分かるわけないよね。
ただの灰だもんそんな真っ黒な灰を僕は、食べさせられるの!?
灰だけにはいってテーブルに出されるのかな…
「テーブルの上を片付けといてね? ご飯もう少しで出来るから!」
「分かったよ、これは冷蔵庫に入れとくね」
それから暫くしてから灰料理がテーブルの上に並べられた。
なんだろうこの灰の山はスクランブルエッグって聞いたけど黒いのが浮いたスープがあるけど何スープ? 砂利? まさかわざわざ拾ってきたとか…
「た、あの、この黒いのが浮いたスープってな、何かなあ?」
「ん? これ? どう見ても卵スープでしょ!? 卵を使いすぎてスクランブルエッグも失敗したから卵スープにしたに決まってるじゃん! 見てわからないの!?」
「だ、だよね! もちろん分かっていたよ! 卵いっぱい使ってたもんね。そ、それで茜の分がないけど食べないの? それはなにかなあ?」
「私は食べないよ? 当たり前でしょ? 聡にいに食べて貰うために作ったんだから。私は、これ? これはお弁当だよね、見てわからないの? 私はこのお弁当買ってきたから大丈夫だよ? それより早く食べて感想聞かせてよ!」
僕もそのお弁当を食べたかったよ!? ハンバーグ弁当凄く美味しそうなんだけど。
って事は僕がこれ1人で全部食べるの、ただの灰スープを!?卵スープって黄色だったよね!?
「う、うん。頂きます。んぐっ」
灰だね焦げだね吐き出しても良いかなあ…
ご飯にかけたらいけるかな? 無理だよ! ご飯さんに罪はないもん! どうしよう…
取り敢えずご、ご飯食べよう!
「ぶっ、ちょ、ご、ご飯に何入れたの!? 洗剤掛けたりした!?」
「何で洗剤かけなきゃいけないの!? そんな事するわけないじゃん!」
嘘だ嘘だ嘘だ!! 洗剤の匂いが口の中で広がって凄い気持ち悪い。
えっ!? 何でこんなことになってるの!? 拷問だよ。
「お米を洗う時につ、使ったりはし、してないよね?」
「聡にいは、本当に馬鹿なの!? 聡にい聞いていい?」
「な、何をかな?」
「帰ってきて手を洗う時何を使う?」
「え、急にどうしたの? 取り敢えず石鹸?」
「良いから黙って答えてよね! 頭を洗う時は?」
「は、はい。シャンプー?」
「顔は?」
「洗顔?」
「体は?」
「ボディソープ?」
「お米は?」
「せんざ…じゃなくてお水!」
危うく洗剤って言いかけてたよ僕! 何この誘導尋問みたいな聞き方! 答えかけるよ。
って、え!? まさか洗剤使って…
こんなのどう食べるの!? どうするの!? お米さんに失礼だよ!?
「やっぱり聡にい馬鹿だね!! お水で洗って汚れが落ちると思ってるの!? 何のためにお米洗うと思ってるの!? 洗剤使った方が綺麗になるに決まってるじゃん!! 聡にいに綺麗なの食べてほしいでしょ! そして料理の感想は!?」
「………」
い、いや綺麗になるのは間違い無いだろうけどさ、僕に綺麗なの食べてほしいってのも嬉しいけどさ、必要無いことをされても…
どう言えばいいの!? 凄い困ってるよ僕。
何で毎日こんなに災難なの!!




