振り向くとそこには·····
僕は、ふと目が覚め体を起こし頭を抱え込んだ。起きられて良かったと。
怖すぎでしょ、何でアイツが大量に現れた挙句に追われなければ行けないの……起きて早々疲れたよ僕は。
起きて早々の僕に色々考えてる人も居るでしょ?
昨日、僕は茜と寝たからラッキーな事があるんでしょと?
むにゅん! とか、ふわん! とか。
敢えて言うね? あるわけが無いんだよ茜に。
そう、色々と無いんだよ? 何がとは言わないけどね。
それから、ふと時計を見ると、まだ4時だ。
夢の中でまで振り回された挙句この仕打ち許すまじ。
(はあ、今日は合鍵を作りに行かなきゃなのか、やだなあ)
僕はそんな事を考えながら茜を起こさないようにベッドから降り水を飲みに行く。
水を飲んでボケーっとし、落ち着いてきた頃もう1度寝ようと考えベッドに戻り眠りについていく。
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ゆさゆさ
「……にい起きて、聡にい朝だよ。合鍵作りに行くんでしょ、遅刻だよ! 作れなくなっちゃうから早く起きてよ!」
バシッバシッバシッ
「いったああ! なに茜どうしたの!? そして起こすなら優しく起こして!」
僕は、顔を叩かれ叩き起された痛みと驚きで飛び起きた。
え? 何かあったのかと思い聞いてみたけど……
「聡にいおはよ、4回も優しく起こしてあげたのに聡にいが起きないから叩き起こしたんでしょ! 文句いう前におはようとありがとうでしょっ! そんな常識なことも出来ないから聡にいはダメなんだよ!」
「そうなの? ごめん、ありがとう。そして僕の顔を叩く前にもうちょい優しく起こして欲しかったよ? で、目覚ましは何でならなかったの?」
「仏の顔も3度までだよ!? 4回まで我慢した私は仏並みに優しんだよ、こんな優しい妹持てて幸せだね! 目覚ましは、私が止めたからに決まってるじゃん、そんな事も分からないの? 聡にいやっぱ馬鹿なの?」
顔を思いっきり叩いて起こすのが優しいのか甚だ疑問だけどね!? せめて叩いても顔じゃないよね!?
茜が4回も起こしたってゆうのに起きなかったのが気になったので聞いてみることにする。流石に4回も起こして起きないとかそんな事があるのだろうか?
「ちなみにどうやって起こそうとしてたの? むしろ目覚まし止めなければ起こさなくて良かったよね!?」
「え? 取り敢えず、ゆさぶるのをゆさとゆさで2回と声を2回かけたでしょ? ほら4回!! もう、目覚ましの話なんかどうでもいいから早く朝ごはん作ってよ! 合鍵作れなかったらどうするの!」
「そんなので起きられる人いるの!? 僕は無理だよ! 茜が目覚まし止めなければ良かっただけだよ!?」
茜が呆れた顔をし溜息吐きながら「まだ言うのか」と小さく呟いたので! これ以上は言わないどこう朝から不機嫌な茜とかめんどくさいと思い僕は「ご飯作るね」とだけ言い残してキッチンに向かった。
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朝食を僕が得意なトーストとスクランブルエッグを食べ終え、また一悶着があった。
「聡にい私、着替えたいんだけど」て言うから「着替えていいよ? トイレで待っとくね」って言うでしょ? 別に見たいわけでもないし、ましてや見慣れた下着を着た妹ってだけだし?
そしたら茜が「変態なの?あわよくば私の下着姿見てやろうとか思ってるんでしょ、じゃなくてもラッキーで見られたらなとか思ってるんでしょ!? 最低、死ねば! 普通外で待っとくでしょ、やっぱり聡にいバカじゃん!」
僕は、もう泣いても良いかな? いいよね? 何で妹のを見たいと思われてるのか不思議で僕はしょうがない。
その癖僕の着替えだけチェックするとか、なんなんだろう妹よ。
ちゃんとズボンは着替えた後だけどね? でも帽子かマスクか選んでと言われ渋々マスクだけにした僕。
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それから、こっそり帽子も持っていこうとするがバレたりして、結局帽子を被らずに家を出てることになった。
暫くし無事に2駅離れた所にあるショッピングモールに着いた。
電車の中で茜に話しかけるも、彼女と思われたりしたら「キモいしそんな勘違いもされたくないから話しかけないで」と言われたりしたけどね。
お兄ちゃんは本当に辛い生き物だね。
「茜は合鍵以外に欲しいのとかある? 人が多いし茜さえ良ければ僕は帰ってもいいよ?」
「聡にい、バカじゃないの!? 何で着いて早々帰ろうとするの!? 普通エスコートなり何かするでしょ!?」
「僕にそんな事を期待してるの?」
言った瞬間、茜の顔が引き攣ったが「合鍵を最初に行って無くしたら嫌だから洋服から見に行きたい」との事だったから洋服から見に行くことにする。
「聡にい、これ私に似合うと思う? 正直に言ってね?」
手に持っていたのはオフショルダーの洋服だった。
似合うわけないじゃん! 自分の体型考えて欲しいよ!? 僕は、なんて言えばいいの!?
「……」
「私、正直に言ってて言ったじゃん! 似合わないのなんか分かってたし! 女心も分からないから聡にいはバカなんだよ!」
結局無言を貫くことにしたけど茜はお気に召さなかったようで不機嫌な様子に変わった。それから僕は必死に茜を宥める作業……
「ちょっと君、話を聞いてもいいかな」
宥めつつ歩いていると、後ろから声をかけられ肩を持たれたので振り返ると、そこには警備員さんが。
「え……」
そして僕は、固まったままそれだけ呟いた。




