夢の中で久しぶり
~茜~
皆さんお気付きですか? 今、私が幸せの真っ只中にいることを。なんとなんとなんと! お兄ちゃんが隣で寝ているのです!
え、キャラが違うって? そんな分けないじゃん! 私は柏木茜!
普段の態度もちゃんとした理由があるし!
私が小学5年生ぐらいまでは、一緒に寝ていてくれてたのに急に寝てくれなくなり、私はお兄ちゃんに対しての反抗期かな? をむかえた。
たったそれだけで!? と思う人もいるかもしれないけど私にとったら重大なの!
他の人は知らないけれど私にとったら地獄に突き落とされる様な感覚だったの!
(ふぁー やっぱりお兄ちゃんは、やっぱりカッコイイよ。えへへ)
お兄ちゃんには恥ずかしいから言えないよね? てか言わるわけないじゃんね!?
声に出して言える人がいたら会ってみたい。
本当に何であんな格好をしているんだろ。顔立ちはあんなにいいのに。まあその理由も知っているけど。
私はお兄ちゃんの目が特に好きだ。優しい目をしてる。
なのに髪の毛を目元より下に伸ばしているせいで全然見えないし! その上、マスクまでしているせいで本当に不審者に見える見た目を普段はしている。
身長も180いかないぐらいかな?私よりはだいぶ背が高いし普通にモテそうな感じ、あの不審者ルックでなければ。
でなければお兄ちゃんに彼女が出来ない理由が分からないしね。
我儘だって聞いてくれるぐらい優しいし。
まあ彼女が出来たら嫌だけど、私は理解者だから大丈夫だ! ラノベやアニメみたいに結婚したいとは思わない。
一緒にはいる予定だけどね? お嫁さんの邪魔? 邪魔になるわけないじゃん! 取り入ってみせるよ! 彼女だろうが愛人だろうが!
それより明日は何としても、あの格好だけはさせられない、特にマスクと帽子!
私の隣で変な格好はさせられない!
そう意気込んでお兄ちゃんの顔を覗くのから胸元に顔を預けスリスリする。
(お兄ちゃん、明日は叩き起して上げるからね)
と、そう心の中で呟き「おやすみなさい」と小声で言ってから私はお兄ちゃんの温もりを感じながら眠っていった。
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それは見覚えのある公園だった。
そこで小さな子供が2人別々に山を作っていた。
それは、僕と幼馴染のアイツ。
これは夢だと分かっていても妙に意識がハッキリしている。
そんなことあるよね?
僕は、ぼんやりとその光景を見ていた。
「出来た! そうくんもお山出来た? 比べっこしよ!」
「出来たよ? 比べなくても僕の方が大きくない?」
「そんな事ないし! どう見ても私の方が大きいよ! そうくんの負けなの! 分かった!?」
「え!? 僕の方が大きいんだから嫌だよ! 僕の勝ち」
「むーー」
そして、2人どちらが大きいか口論しているようだ。
勿論僕の方が大きい。しかし幼馴染のアイツは頬を膨らまし、足を振り上げ僕の作った山を踏み潰した。
「あーー! 酷いよ……何でそんな事するの?」
「そう君が何を言っても認めないからお山無くして上げたんだよ! これで私の勝ちだね!」
僕が泣きそうな声でそう言いつつも、幼馴染のアイツは勝ち誇った顔で言ってくる。
ハハハ……懐かしいなあ、こんな事もあったっけこの後結局口喧嘩して勝てずに泣かされたんだよなあ。
この頃から振り回される様になったんだったけ。
そして、景色が移り変わるかのように光景が変わり僕の家の庭だった。
やはりとゆうかなんとゆうかそこで小学低学年の頃の僕と幼馴染がいた。
「そうくん! おままごとするよ! 早くお外に来てよ!」
「やだよ、僕はゲームがしたいもん」
「そうくんワガママはダメだよ? いつもワガママばっかり言わないで早く来て!」
幼馴染はそう言いながら家に入り僕の手を無理矢理引いて外に連れ出した。
そうそう僕はこの時モンスターを育てるのに必死だったな。
「そうくんはパパ役をやってね! 私はママするから!」
「やだよ、僕はゲームして遊んでいる子供の役がいい!」
「何でそうくんは、そんなにわがままなの!? パパやらなきゃダメなの!」
むくれながら泣きそうな顔で言ってくる幼馴染、この後も言い合って幼馴染が泣いて僕が親から怒られたっけ。
そう思いながら見ていた。




