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そこは異世界でした  作者: キノ
9/22

珍しい来訪者

 とある村での出来事


 ここはオーランド村、国の外れにある小さな村だ

 俺はそこで門番をしている

 日が昇る頃に門を開け、日が落ちたら門を閉める

 こんな小さな村では外から来る人間など限られており、門の開閉作業以外の業務など殆ど無いに等しい


 だが、今日は月に一度、行商人がやって来る日だ

 この日ばかりは門番も監査の仕事をする

 行商人の荷物に不審なものがないかを確認し、商人の通行証と荷物のリストを確認する

 今日もなんの問題もなく行商人を村に通す

 行商人は人の良さそうな笑みを浮かべる太った男だ


 これで今日の業務は終わりだと思ったが、遠くの方から1人の男が村に近づいてくるのが見えた

 よくよく見てみたら、服装は騎士のように見える

 はて、こんな小さな村に騎士様の様な人物が何用だろうか

 不思議に思いながらも門番は男が来るのを待った


「失礼する!

 わたしはゼダン

 この村の冒険者ギルドにいる知り合いに会いに、首都グランベルからきた」


 そういうと男は胸元からペンダント型の通行証を出した


「ギルドにいる知り合いですか?

 ちなみにその方のお名前はなんと言うのでしょうか?」


 門番は少し不審に感じながらも質問する


「マートスという男だ

 以前近くのダンジョンに潜った時パーティを組んだ事がある」


 マートスとは、この村一の腕利きの冒険者で、定期的にダンジョンや近くの森で魔物を狩っては村の治安を守ってくれるいい男だ


「成る程、マートスの知り合いでしたか

 では、こちらの水晶に身分証をかざしてください」


 この水晶は魔道具で、身分証をかざした人間に犯罪歴がないかを確認するものだ


「はい、問題ない様ですね

 通ってください

 このまま道なりにまっすぐ進んで頂きますと冒険者ギルドがあります

 今日はマートスもギルド併設の酒場にいるかと思いますよ」

「そうか、感謝する」


 そういうと男は言われた道を歩いていく


 この男ゼダンは、後に英雄と共に数々の偉業を成し遂げ世界中にその名を轟かせる英雄騎士ゼダンその人である

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