2/22
情報収集
誰か人を探そうと歩き出したはいいが、如何せん此処がどこだかわからない
遥か前方には山々が連なる山脈と巨大な木
先程まで彼が立っていた場所を中心に円形に広がる草原と、それを囲むかの様に木々の生い茂る森があった
「どっこに向かえばいいんだ?
この辺りには…森しかない、か
遭難とかしたら、一生出れないとか…
こうなったら、奥の手を使うか」
その辺りにあった手頃な木の枝を立てて、倒れた方に進むことにした
ー1時間後ー
彼は早くも窮地に立たされていた
「オマエ、ハ、ナンダ…」
目の前には巨大な龍がいたのだ
金色の瞳に緑の身体
10メートルは優に越す程の大きさで、見たものを圧倒する存在感があった
所謂東洋の龍そのものだった
(やばいやばいやばい!
死ぬ!殺される!
逃げなきゃ!でも、身体が、動かない…!)
「モウイチド、トウ
オマエ、ハ、ナンダ?」




