表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
そこは異世界でした  作者: キノ
15/22

龍との別れ

「もぐもぐ、うむ、なかなかに、もぐもぐ」


 魔物について聞いた後、丁度昼頃になったのでヴァルと携帯食料×2を取り出して食べていた


「それでヴァル、俺はこの後町を探そうと思ってるんだが

 食料も今ので終わりだし、今後の事を考えて町で仕事をしようかと

 ここから一番近い町は何処にあるか知ってるか?」


「ふむ…

 それならこの森を東に抜けてすぐにある村はどうだ?

 ほれ、そこの小道を行けばよい、小一時間歩けば着くであろう」


 ヴァルはそういうと残りの携帯食料を口に詰め立ち上がった


「もむ、もぐもぐ…

 では我もそろそろ行くとするか」


「ん?

 ヴァルは一緒に行かないのか?」


 てっきりこの後も一緒に行くものだと思っていたので驚いた


「我は古代龍だ

 この世界の維持の為、長くお前に付き合うわけには行かぬのだ

 だが、お前には我の力と名を分け与えておるのだ、また会う機会はあるだろう」


「そうか、そうだよな…

 ありがとう!

 ヴァルのお陰で色々助かった、最初にヴァルに会えてよかった」


 ヴァルは照れ臭そうに笑いながら光に包まれ、巨大な龍に戻った


「ルギアスヨ…

 オマエハ自由ニ生キルガ良イ

 万一ニモ死ナヌヨウニナ」


「ありがとう、気をつけるよ

 ヴァルも元気でな!」


「ウム、サラバダ!」


 そういうとヴァルは空へと飛び立った

 俺はどんどん小さくなっていくヴァルの姿を見えなくなるまで見つめていた


 この短い時間で俺とヴァルの間には確かな絆が生まれていた


「また会えるよな」


 寂しさを感じながらも俺は歩き出した

 ヴァルに教えてもらった村に向かうのだ

 この先はヴァルはいない、不安はあるがきっとなんとかなるだろう

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ