---64--- 拠点 義妹?
この世界において恐らく最強の姉妹達が問答している間に、シアキは妹側のレレのステータスを開く。
--------------------------------------------------------
ア・リリルルフェ・レレ
[16歳(×100)][女性][神族_冥神人族_冥神人]「闇属性」
-----------------[上書き][削除][書き換え][接続][切断]---
[主職] 冥神業使いLv100
[副職]
-[副職予備選択]-----------------------------------------
冥神技使いLv1 闇打撃聖術士 闇射撃聖術士 闇聖撃聖術士
打撃聖術士(元) 射撃聖術士(元) 聖撃聖術士(元)
-[装備]----------------------------[▼開く][△閉じる]---
----[装備済み]
闇の布
-[保有アイテム]-----------------------------------------
-[能力]----------------------------[▼開く][△閉じる]---
[総体力値] 29000/32000(+-)(0)
[総精神力値] 28000/30200(+-)(0)
[回避値] 1000(+-)(0)
[技量値] 3100(+-)(0)
[攻撃力値] 10000(+-)(0)
[冥神技力値] 10(+-)(0)
[冥神業力値] 10200(+-)(0)
[総攻撃力] [20210]
[打撃防御値] 9800(+-)(0)
[射撃防御値] 9800(+-)(0)
[魔撃防御値] 9800(+-)(0)
[聖撃防御値] 9600(+-)(0)
[闇聖撃防御値] 9800(+-)(0)
[総防御力] [48800]
[能力値割振り] [30000] 0(+-)(30000)
[時限付き(1日)能力値割振り] 0(+-)(30000)
-[取得能力]---------------------------------------------
高位冥神業全種 打撃闇聖術全種
射撃闇聖術全種 法撃闇聖術全種
高位神技対抗術全種 打撃聖術対抗術全種
射撃聖術対抗術全種 法撃聖術対抗術全種
転移(300) 転送(300) 空間移動 浮遊移動 能力付与
他者転生 生体復元復活闇聖術 死体復元復活闇聖術
死体完全維持操作 死者生成 死者操作 死者蘇生
他者生命強制剥奪 他者生命保管 他者生命力付与
他者精神力強制剥奪 他者精神力保管 他者精神力付与
負の生命創造 負の生命付与 負の生命種族付与
強制属性変換「闇のみ」 強制種族変換「同神族のみ」
強制他者能力吸収取得 他者精神強制入替
-[備考]-------------------------------------------------
この国での名前の読み方規則「 一族名+個人家名+個人名」
ラ・リリルルフェ・ルルの実の妹 冥神人族に覚醒せし者
冥神業を極めし者 姉の使う神技、聖術系対抗術全種習得済み
性格極めれ冷徹 用意周到で目的の為なら性格を変え殺戮になれる
生者より死者を愛す死体愛好家 生者は姉しか愛せない
姉の命を刈り取り負の生命付与をし強制種族変換で「ア」族にすると目論んでいる
同族他種族に興味なし 知識欲旺盛 卑猥系全般耐性有り
--------------------------------------------------------
ステータス内容を見る限り、最初にルルと会った時より取得能力が桁違いに多い、差が有り過ぎる。
ただ初期のルルの値からみれば攻撃力、防御力共に非常に高いかも知れないが、今のルルの実力であれば誤差の範囲内と言ったところだろう。
確実にあと数日修行をすれば、強さを弄らなくても戦える様になる事は確定だ。
そう焦る必要もなかった事を知る。
のんびりと両者の強さを比較検証している場合ではないと思い、早速主職も副職も全て外せるかを試みる。
試すと見事に主職を「副職予備選択」欄に移動させる事が出来、主職を外す事が出来た。
そして主職欄には、新たな職が自動で現れ「職を剥奪された者」っと言う、如何にもと言う職名となったので、そのまま保存をする。
すると、全てのステータス値が一気に下がり人族並になった。
これで全仲間の防御力に対し、レレの攻撃力は無効化で来た。殆ど生まれたての赤ん坊程度の攻撃力と防御力だ。
一応この世界の神がアレだけ頼りないのだ、これ位の事が出来て当然なのかもしれない。
だとしたら、なぜ奴隷だけが出来ないのかが無常に腹立たしくなる。
念の為、この行為が世界から異質扱いされ、自分の体が薄く透けて無くなりかけていないか、又は、劇的に老いて衰えていないかを確認する。
確認するも何処にも異常が見受けられない、職を剥奪された当の本人も全く気付いた様子も無ければ存在が消える事なく姉とまだ問答を繰り広げている。
「はははは、これは面白い。弱体ってレベルじゃないな、これは!~。
しかしなんで!これが奴隷のリムの時に出来ないんだ!。 全く理不尽だぞ!奴隷だってだけで、弄れないのは!」
脈略もない個所で笑い出し悔しがる劣等種を見て、嫌悪感たっぷり表情を向けて無言でこちらを睨んでくる。
「?・・・・」
その脈絡のない文言とシアキの態度を見て、妹の強さを弄り、弱体化させる事に成功したと判断し、自分の役目は此処で終わったと悟る。
「ふふふ、じゃ~これで時間稼ぎは終わりね~あとはシアキに任せるね~」
「ははは、ありがとな時間稼ぎ。
あ~すまん、すまん、レレだったっけ、流石はルルの妹なだけはあるな!。
その思考速度ホント実に頭の回転が凄く良くて恐れ入るよ全く。
察しの通り、蟻に踏まれる程度迄に弱くする事は出来ない、せいぜい出来て、赤ん坊程度だった。
俺はルルと約束をしたから、正直、ルルを弱くするって事をしたくないと思っているんだ。
だってそうだろ、何が悲しくて大切な仲間を故意的に弱くする必要が出てくると思うんだ、有り得なさ過ぎだろそんなの!。
でも、お前がもし俺達に危害を加えるなら、俺はお前を躊躇なく弱くする。
てか既に俺に危害を加えたから、もう赤ん坊程度迄、力を削いで弱体化させてるんだが、その事に全く気付いてないだろ?」
横柄な態度で姉の後ろまで歩み寄り、目線を合わせてくるこの行為に苛立ちと殺意が生まれる。
「何を戯けた事を言っているのかしら?。
・・もう私は有りと有らゆる可能性を考慮し、その様な事が出来ても自爆して肉片が届く範囲か、手の届く範囲って事位解っていますのよ。
ましてや、私の体に、貴方は今一切触れてすらいなですわ。
そんな魔法陣等も使用せず高位な術が使用出来ると本気で思っていると・・・。
あははは、教えて差し上げますわ、高位以上の術が何も無しに使用出来る訳がありませんのよ。
やはり劣等種の人族の考える事は聞いていて、可哀想に・・」
見下した表情をみせながら指摘をする。
「ははは、信じてないって顔して、俺を見下して、ご丁寧に説明までしてくれるのか!有難いね~。
じゃ~俺が本当の事を言っていたらどうするんだ?。
試しにそこのお前が壊した木の椅子を、あれ以上粉々に壊してみせてくれよ。
今のお前じゃ武器を使って全力で殴っても、そうだな飛んで落下して蹴りを当てても、あれ以上あの椅子は壊せないと思うぞ、それ程弱くしたからな。
まぁ~やってみれば分かるってもんだ。
さぁ~やってみろ、もしあの椅子を破壊させられたら、俺のこの特殊能力と、お前の大好きな姉を、お前の好きなようにすれば良い」
態とこの劣等種は自分を混乱させるために、出来もしない事をさも出来るかのように言っているに違いない。
何も力を削がれるような違和感を覚えなかったのがその証拠だ。
「私を混乱させる為の、これはお芝居ですわね。
お姉様と共謀しての児戯であるともう分かっていますのよ。
その様な事は出来ないのは、既に思考し幾つも検討して結論が出ておりますわ。
もし魔方陣を見えない状態で発動させたと仮定し、全感覚を完璧に誤認させ、貴方の言うように、私自身を弱体化させるのに成功したとしましょう。
成功したとし、弱くなった時点でどんな鈍感な者でも体への違和感が必ず生まれ気付くものなのですわ。
なのに、私は、今現在何の違和感も覚えておりませんわ。
本当にその様な事を言って宜しいのかしら、ふふふ。
まぁ~これで、お姉様の命は、私が奪えるのでしたら良いでしょう。
おまけにその訳の分からない特殊能力とやらも手に入ると思えば、こんな苦し紛れな茶番劇に付き合ってあげるのも良いですわね。
所詮は劣等種の考える事ですわ、考えが浅はかですわ。
ふふふ、待っていてくださいませ、お姉様、もうすぐ、私の物にして差し上げますわ。
さ~劣等種!お姉様に誓い約束しなさい。
私が、その椅子を粉々にした際!「その能力全て、私の物に成る」と」
「あ~分かった分かった、誓ってやるよ。
もしその椅子を殴って壊せたら、俺のこの能力とルルはお前の物だ。
ついでにお前を無条件で、ルルより強くなる、キッカケを与えてやる。これでどうだ少しはやる気出たか?。
まぁ~壊せるものなら壊してみろって、今防御力も赤ん坊程度だから、その木はこの森の枝を利用しているから、幾ら全力で、その椅子を殴っても、お前の拳に激痛が走って、いくらやろうと無理だろうがな」
横柄な態度の劣等種に見下すように言われている事が凄く腹立たしい。
だが、一応誓いを立てた事に満足する。
「ふふふ、本当に馬鹿なのですわね。わざわざ追加条件まで入れて誓うなんて。でも誓った以上守ってもらいますわよ。
ふふ、さ~これが茶番であると実証して差し上げますわ。
後悔なさい。その椅子と言わず岩事破壊して差し上げますわ」
長椅子の前に行き拳を躊躇する事なく上から下の岩事破壊するように全力で叩きつける。
思いもよらぬ出来事が起きた、拳を木で出来ただけの長椅子を叩きつけた瞬間激痛が走しったのだ。
「い、痛い」
本来ならこの一発で下の岩事真っ二つに出来るはずなのに、木で出来た長椅子はビクともしないで、原型を留めている。
全力で拳を叩きつけたので、拳が切れ、血が滲み出ている。
その拳と椅子を交互に見て状況を即座に分析する。
「あ、あ、有り得ないですわ・・・何ですの?」
―― 椅子に防護の加護が・・・?いや有り得ないですわ。
お姉様の防護の加護であれば対抗術を身に宿しているので無意味のはず。
だとしたら、それを越える術が施されているという事?。
先程破壊した際に施した・・・?いえそんな術が施す時間などありませんでしたわ。
可笑しいですわね・・・もし考えられるとすれば、私が知らないお姉様の幻覚を見せる術に掛けられているとみて間違いないですわね。
だとすると、私は、まだ椅子に拳を当てていないはず、少し動かしただけで痛みを与え錯覚させた偽物の激痛ですわこれは!。
そうなると、やる事は一つですわ。 この偽物の痛みに耐え、後は本物の拳が椅子に当たるまで動かせばいいだけですわね。
流石お姉様、私の知らない術がまだ有るのですわね。その術、早く欲しいですわ。
「ふふふ、分かりましたわ、カラクリが!」
何かを思考し一つ結論を出したような表情を見せる。その後、信じられないが、何の躊躇をする事なく、拳から血を吹き出しながら何度も何度も拳を叩きつけて、血がベットリ付け、痛がりながら椅子を殴り続ける。
勿論そんな事をしても椅子には罅の一つも入る事はない。
「何ですの全く、何時になれば椅子に拳が届くのですの・・この、この、イライラ致しますわね」
その痛々しい姿を見てもシアキとルルは表情一つ変えないで見ている。
この二人は感情が少し欠如していると感じながら、これ以上は可哀想過ぎると感じ、後ろに回り、優しく力を入れず羽交い絞めにし、行為を止めさせる。
「やめて下さい。拳が血だらけです。もう十分です。それ以上やる必要は無いです。
シアキさんからも言ってあげてください。このままじゃ可哀想ですよ」
ようやく止められこれが幻覚ではないと知る。
「な!幻覚ではないと言うのこれが!嘘ですわ、有り得ませんわ、離しなさい劣等種が!私に幻覚であれ触れる事は許しませんわよ。
この捕らえられている感覚も巧妙に出来た偽物の感覚と分かっていてもこの嫌悪感・・・何で振り解けないの・・ック!」
その言動で今自分の妹が考えている事が分かったので少し揶揄う。
「ふふふ、レレちゃん、それ現実よ!私幻覚の術とか作ってないしね。
良かったわね~生者のラフェルちゃんに後ろから羽交い絞めにされて~さぞそのフカフカの胸は気持ちいいでしょ~。
ふふふ、どう?シアキの特殊能力、それ、私が与えた能力なんだよ~、この世界ではシアキにしか使えない超が付く程に貴重な特殊能力を味わった感想が聞きたいな~。
でね~シアキは、私を本気で、デコピンだけで屠れる程の強者なのよ~。
そして今、私達の敵になってる、レレちゃんは、その後ろで優しく抱えてくれている魔族のラフェルちゃんに、抱きしめられるだけで、命を刈取られる位弱くなってるのよ、分かったかな~?。
私の妹なら、もうシアキの能力の貴重性は分かるよね~。
だから~今後、シアキ達を傷つけたりしたら~今度は私、本気で怒るからね」
姉は自由で大雑把な性格で他者に興味を示さず、強さのみを求める性格なはずの姉がどうして魔族を「ちゃん」付けで呼んでいるのだ。
こんな不思議な光景を見せられ、何を信じていいのか分からなくなった。
今起きている状況を踏まえ最善の手を考えるべく思考を一からやり直す。
先程戦って恐らく今「ラ」の一族内、いや神族内現最強であると推測される。
恐らく修行を終え、姉の性格上、手続きとかを面倒くさいと考え何もしてい無いはずだ。
でなければ、「ラ」族より「ア」族である防御力の高い自分があのように簡単に腕を切断させられるわけがない。
これ以上戦いを挑む事は得策ではないと結論付け、この問題への思考を追える。
何故姉が、この者達と仲良しごっこをしているのかを考える。
それはきっとこの劣等種の特殊能力を手に入れる為、そして自分以外の神族に使わせないため監視していると考えられる。
今、後ろに居る魔族にも恐らく劣等種は何かしらの特殊能力を使用し姉の対抗手段として傍に置いていると考えられる。
そうでなければ、姉がデコピンで屠られる等と自らの口から言うわけがない、恐らくこの劣等種が脅して言わせているに違いない。
だが、この劣等種の特殊能力を受け、瞬時に、何の違和感もなく此処まで弱体化させられたこの能力を欲しくなる。
この劣等種である人族の寿命を考えると、姉が言う「超が付く程に貴重な特殊能力」と言う事が心に刺さり凄く愛おしく思えてくる。
確かにこの能力があれば自身がより強くなれる可能性がある。
それも劣等種である人族の寿命は自分達の年計算で一年もない短い間しか、この世にその生を存在させられない。
強さを求める姉が考え、自分より強者を作らないようにするには、どうすれば良いか最善策を選んだ際、行きつく結果は、誰にも渡さぬよう共に行動をし寿命が尽きるまで行動を監視するという選択肢に至るのは自然な事だとこれは何度の思考の中で結論付けられてきた事に行きつく。
なら姉がこの劣等種の人族との間で交わした約束事は何かを推測する。
恐らくは、何かと面倒くさがる姉の性格上、この劣等種の寿命が尽きるまで、監視する目的で一緒に行動をすると約束していると推測される。
もしそうなら、この劣等種の寿命が尽きた時点で、約束内容は遂行され完了した事に成るだろう。
この特殊能力を姉は完全に私物化する事が出来ない。
以上これが約束内容で間違いないと結論付ける。
では、この劣等種と自分との間で、死後の体の所有権を約束すれば、確実にこの能力を私物化する事が出来る。
そして私物化した後に、姉と同じく自身をその特殊能力とやらを使わせ、強くし、改めて姉の命を刈ればいいと自己内で最終目的が決まる。
その為には、まずこの劣等種を手に入れる約束をどう取り付けるかを考える。
正直こんな劣等種の嫁に成り身内に成ると言うのは考えたくない。考えただけで虫唾が走る。
嫁以外で男が納得する方法で、且、姉と同じく身内になれれば良いとの考えに至り、義妹になる事を思い付く。
そして可愛く作り笑いを浮かべ、シアキに向かい甘えるような口調で話し出す。
「お義兄様、お義兄様とお呼びしてもよろしいでしょうか?。
私をお義兄様の義妹にしてください、そしてお義兄様の寿命が尽きるまでお義兄様の嫁達を、私が全力で、そのお命をお守りします。
どうか私のお義兄様になってください。
これは、私が愛して止まない愛おしお姉様に誓い約束し守りますわ。
一度、私が姉に誓い約束をしたら必ずその約束は何が有ろうと守りますので、私をお儀兄様の義妹にしてください」
気持ち悪い程態度が一変したので、相当何かを思考して行きついた先がこれなのだろうと思うと感心する。
そして何を考えているかを予想するが選択肢が無数に頭の中に現れる。
正直こう言う人を蹴落とそうとする奴は、最終目的となる目標を決め、その場その場で最善の選択を用意し動く者が多い。
考えるだけ無駄足を踏まされる事は元の世界で経験済みなので、考えるのを止め、自分が死んだ後の扱いがどうなるのかだけを確認して、この件は忘れる事にする。
「俺の寿命が尽きたら、その約束はどうなるんだ?。
あと義兄としての俺は、どんな扱いを受けるんだ、お前に?」
好きなお菓子を与えられた子供のするような満面の笑みを見せ甘えるような口調で答える。
「それは勿論、約束はお義兄様の寿命が尽きた時点で全て無効になりますわ。
お義兄様の死後、私の負の生命付与で、愛すべきお義兄様には、別の生き物として生き続けて頂きますわ。
手頃な所で、生きる屍とか、液体生物とか、吸血族とかにして差し上げますわ。
ふふふそして、お義兄様の存在とその特殊能力、全て、私の私物とさせて頂き、誰にもお義兄様のその能力を使用させませんわ、ふふふ。
そして、私は、お姉様より強くなり、今度こそ、お姉様の命を改めて刈取り、お姉様をも、私の私物となって頂きますわ」
考えが非常に病んでいるが、死ねば何かしらの魔族に成るという事だ。
それはそれで面白いかもと思いシアキは悪戯っ子がするような微笑みを見せる。
その微笑みを見た仲間達は容易に次の展開が分かったので黙って見守る事にする。
自分が死ねば約束は無効となり、仲間が死ぬ可能性が出てくるのは何としても避けたい事柄だ。 自分の死後は、ルルに皆の意見を聞きパーティーの存続か解散を任せようと思っている。 なので、死後も仲間達の安全を守る為の拘束出来る約束をレレにさせておく必要があると考え、条件を考える。
「う~んその裏条件は流石抜け目ないな恐れ入るよ、まぁ条件それで良いか!。
だが、その生きる屍って、ゾンビって事だよな!それは流石にすぐに朽ちて色々臭いそうだな。
まぁ~いいや、俺から一つ条件を出すからソレを守れるなら、その義兄とやら受けてやってもいいぞ」
「その条件とは何ですの?。
お義兄様の死後の体を、私の好きにさせて頂くと言うのは譲れませんわよ」
「少し発言には気を付けなさい、レレちゃん如きが私のシアキを私物化するとか有り得ないから~」
凄い冷たい目線を送って来る今まで見た中で一番感情が読めないそんな眼をしている。
「はぁふ~その凍り付くような目線!ふぁ~良いですわ~流石、私の愛して止まない愛おしいお姉様ですわ。
ですが、いくら愛おしいお姉様のお願いでも、お義兄様の貴重な特殊能力を手に入れる為に、私の私物化にすると言う事は譲れませんわ」
このままでは、最強姉妹喧嘩を見るものいいかも知れないが、そんな事をさせている余裕はない。
念話を使いルルに話しをつける事にする。
『ルル、その死後の体を好きにするって条件は、レレの好きにさせやってくれないか。
俺が死んだら、負の生命を与えてくれて、魔族になるって言うのは、それはそれで面白そうじゃないか!。
私物化されても俺が自由に動けるような条件を付ければ、なんら問題ないだろ。
人族でなく魔族になるっていうのは良いじゃん、これも冒険だって思って楽しめばいいんだよ。
それに、魔族になれたら寿命は確実に伸びるって事だろ、そうすれば皆と冒険を、もっと長く楽しめるって事になるって考える方が良いだろ』
『ね~シアキ言っておくけど~。
レレちゃんは、目的の為なら手段を択ばない子なのよ~。
あの子の特殊能力も厄介なんだから~強制的に他者の能力を自分の物に出来るんだから、あと属性と種族をも変えられるんだよ~。
レレちゃんの強さとか、確認して知ってるんでしょ~』
『見た見た、そんな事が書いてあったな~。
まぁ~いいじゃん魔族になったら能力奪われたって、それが冒険だろ。
でも一つ間違いがあるぞ。
種族を替えれるってのは、どうも神族のみにしか有効じゃないみたいだぞ。
あと魔族になったらちゃんと属性とか俺に付与されると思うか?俺今属性無いんだぞ。ほら少し考えたら楽しくなってこないか?。
それに、レレって相当頭回るだろ・・。
下手に対策しても最終目的のお前を私物化するのを果たす為なら、いくらでも途中で柔軟に選択肢変更して対応してくるだろうし、そうするとこっちの選択肢が無くなってしまうだろ。
選択肢が無くなったら、相手の思うがままこっちが嵌められてしまうから、考えたって始まらないし、此処は楽しもうぜ』
『それじゃ~レレちゃんだけは敵に回すと厄介なんだから仲間に引き入れようよ~。 私あの子の性格熟知してるからさ~、どう?~』
『多分、あの様子だと相当なキッカケが無い限り、仲間にはならにと思うぞ』
変な間が空いたので不思議に思いレレが声を掛けてくる。
「どうしたのですか?お姉様?急に黙り込まれましたが?・・・」
『このままでは不味いな、それにそろそろ俺の精神力がやばい。
ここは、何でもないって言って、少しバレバレな態度で誤魔化す振りをしてくれ、念話終了だ』
「ん?あ!、な、何でもないよ~。」
念話通り、手を後ろに組み、少し焦った表情をしながら口を少しだけ尖らせ何か隠していますよと、言わんとせん表情をして見せる。
姉の挙動がおかしいので、眉間に皺を寄せ不信感を抱き辺りを見渡し何かしらの変化が無いか見渡す。
この抜け目のない行動を確認し、シアキはこの子に対する対策を数手思い付く。
「すまん、すまん、ちょっとルルに下に居る俺の仲間達にお前の事を紹介していいか念話魔法使って訪ねてたんだ」
念話魔法とは何なのかを、瞬時に理解し、眼を輝かせながら驚いた表情を姉のルルに向ける。
「何ですのそれは?欲しいですわ。 その魔法は、お姉様もお持ちなのですか?」
「取得済みだよ~良いでしょ~この世界で使えるのは私の知る限り三人だけよ~。
しかもその三人は人族のシアキ、神族の私、魔族のビデアちゃんって言う仲間だけで~ふふふ。
私が習得しているのは何と不完全な初期物なんだよ~良いでしょ~。
あ~あと改良版はね~、聖力消費が術発動時だけって優れ物なの~その聖術書はシアキにしか作れないんだよ~」
人族が聖術書を作れると聞き嘘を言われていると判断する。
「お姉様、人族が聖術書を生成とか何をふざけた事を仰るのですか?」
こんな人族が聖術書を生成出来ると平気で言う姉を哀れみの眼で見ている
「ははは、普通そう反応するよな、うんうん、俺は普通じゃ無いんだ!」
そう話しながら掌に縦二十センチ横十五センチ程度の表紙部分がレトロ調の分厚い本を生成する。
物質生成は高位な魔族か神族であれば誰でも出来るが人族がする事はまず有り得ない。
確実に眼前の人族擬きは種族を何らかの方法で偽装し、姉に取り入っている。
こんな得体のしれない者の傍に愛して止まない姉が一緒に居ると思うだけでやはり虫唾が走って来る。
「お前何者だ?人族じゃないな。愚劣な正体を隠しお姉様に近づいているとは許しがたいですわ。今すぐ殺して・・・」
「ははは、口調が変わったな。それが本当の素の部分か!。
それにお前今、凄い弱体化しているんだって忘れていただろう?。
そんなこと言ったら、逆に殺されるかもしれないと思わなかったのか?怒りでその思考を忘れたか?・・面白いな。
まぁ~何だ。そう疑いたくなるのは分かるぞ。でも残念だが、俺はお前の言う劣等種の人族ってので間違いない。
お前の常識ではまだ想像も出来ない事が起きているって事だ。
ほら、考えてみろ、この世界に創造主は居るのか?とか、他にも、どうしてこの世界には通信手段が乏しいのかとか、分からない事や疑問に思う事が沢山あるだろう?。
まぁ~こんな事お前に言っても仕方ないな。
少しお前のせいで話しが脱線したが、その俺が死んだ後の件だが、負の生命を与えてってやつと俺を私物化するのは好きしてくれ。
ただ、負の生命を与えて「生きる屍」ってのは止めてくれ、体が腐って、すぐ臭いそうだからな。
それにどうせならカッコいいのにしてくれな。
絶対臭うのとか、ベトベトぬるぬる系だけは勘弁してくれ、お前もそんなのが横に居たら嫌だろ。
さて、義兄になるのに守ってもらう、条件ってのは凄く簡単な事だ。
俺とルルとその魔族のラフェルが仲間と認めた者達の心身共に直接間接問わず危害や生命を剥奪する事をするな。
たったこれだけを守ってくれたら、俺はそれだけで良いんだ。
な!簡単だろ?、まぁ~果たしてお前にこれが守れるかだがな」
この申し出は非常に厄介だ。
三名が仲間と認めた者達に対して、危害や生命を剥奪する事が出来ないという事は、仲間認定されてしまったら、一切手出しが出来ないという事になる。
これは特に条件としては何ら問題ない、端からそんな者達に興味は無いのだから。
だが、その中に、姉が含まれると話は別だ。
このままの条件を丸飲みし約束してしまうと、姉の命を刈り取れない事になり、最終目的が達成出来なくなる。
ここで譲歩を求め、姉との生命を掛けた勝負が出来る様に取り付けなければ、この条件を飲む事は出来ない。
この男は自分と似て頭が回る者であると警戒度を上げる。
提案に抵抗をみせると、この男はどう反応するのか、すぐさま自分の命を刈り取るのか、将又、要求内容を変えるのか、じっくり見極める必要が出てきた。
今後無茶な要求があった際の回避方法の為にも情報を得ておく。
眉間に皺を寄せ、これでもかと嫌そうな表情をしながら条件を受け入れられないと抵抗してみせる。
「その条件は飲めませんわ。
お義兄様を負の生命付与で別の生き物に変えて私物化しても、その条件では、私が、愛して止まない愛おしいお姉様の命を刈取れないではありませんか!。
酷いですわ、愛おしいお姉様を「ア」族に出来ないのは、私にとって苦痛なのを見越して、その様な無茶な条件をだすなんて・・・あんまりですわ。
そんな縛りの大きい条件、私は飲めませんわ。
せめてお義兄様の死後、お姉様との命を懸けた勝負をしても良いと言う条件を追加要求致しますわ」
流石に思考が早い、すぐさま自分の良い様に条件を付けて来た。
だが、ここで要求を飲む訳にはいかない。
その追加要求を即却下する。
思考が回る者なら譲歩内容を噛砕き理解出来ると信じ、返答を返す。
「駄目だ!俺の義妹になるのならこの条件は必ず今は守ってもらわないと駄目だ。
但し俺も人だ、お前が俺の信頼を勝ち取っていれば、考えが途中で変わり条件緩和も有り得ると思うが、今は一切条件を変えるつもりはない。
この条件が飲めないって言うなら、その弱いままの姿で、自国に帰って、術が一生ろくに使え状態で余生を過ごせばいい。
もし条件を飲むなら、今すぐにでも強くなれる様にしてやるキッカケを与えてやるぞ。
どうだ?俺が生きている間に、ルルより少しでも強くなっておきたくはないか?、その為には少し俺の出した条件を守ってくれるだけでいい。
俺はこの世界で寿命が尽きるまで楽しく冒険をして回りたいだけなんだ。
条件変更はいつでも出来るだろ?。
それに俺は、お前との約束は破る事は一切しないと誓う。
あと強くするキッカケは与えてやるが、お前の性格や体質は一切変わらないから安心しろ、そもそもそれは出来ないからな。
どうだ、お前には利点が多いと思うんだが、そんなに焦って今、条件付けたって、どうせ元に戻っても、ルルには勝てないんだぞ、今は・・」
弱くなっている状態で、余生をあと何千年も過ごす事を想像するとゾッとする。
この男は思考で敵に回すと非常に厄介だと改めて感じゾッとする。
先程からある強さに対する「キッカケ」と言う文言が心に少し引っ掛かる。
特殊能力は、恐らく本来開放出来ないものを何らかの方法で開放状態にしたり閉鎖状態にしたり出来るそんな能力であるとこの短い文言と今現在の自分の状態を加味し即座に思考し結論付ける。
このまま機嫌を損ねるよりは、条件を飲み、強くなり、且、信頼を勝ち取り、途中で条件を変えさせる方が良いと瞬時に気持ちを切り替える。
たっぷり疑いの表情をしながら質問をする。
「確認ですが、私を本当に元の状態に戻し、そこから更に強くしてくれるのですの?。
話を旨い事を言って、この弱いままにしたりしませんの?」
本当にコロコロと考えを柔軟に変えて適用してくる。
この不気味さは敵に回すと絶対自分の思考速度では勝てない相手だと痛感する。
「条件を守ってくれるなら今すぐにでも強くなる「キッカケ」を与えてやるぞ。
あと、勘違いするなよ、修行はしないといけないからな。これは忘れるなよ」
何となくこの者が使う特殊能力の正体が分かった様な気がし疑問が解消された。
眼は笑っていないが作り笑顔で、にっこり微笑む。
「ふふふ、当り前ですわ!修行せず強くなれる訳がありませんわ。
その「キッカケ」と言うのは、聖素の供給を効率よく全身に回すように組み換えるみたいなものですわね。
そしてこの弱くすると言うのは全身の聖素の供給を全て絶ち、肉体面をも何らかの理由で弱体化させているのですわね。
ふふふ、何となく理解が出来ましたわ。
あ~まだ私の知らない事があると言うのは素晴らしいですわ。
お義兄様とお姉様とそこの魔族の娘が仲間と認めた者達の心身共に直接間接問わず危害や生命を剥奪する事をするなと言う条件全て、私は、お姉様に誓い約束しますわ。
これで、今日から私「ア・リリルルフェ・レレ」は、お義兄様の義妹ですわ。
お義兄様も、私の条件全て飲んでくださると、お姉様に誓って約束してくださいませ」
「ん?何かの儀式か何かか?まぁ~いいだろう、俺はルルに誓って、先の約束事項を全て守ると約束する。
これで良いか?」
「はいそれで良いですわ。
ですが、もし約束を破られた際はお義兄様との約束は無効とさせて頂きますわ」
「あ~構わんよ。俺が仲間であると認めたからには約束を破る事は絶対ないぞ。
俺はこの世界を楽しく冒険さえ出来れば、お前が仲間以外の誰を殺そうが知った事じゃないしな。 もし俺が約束を破ったって感じた際は、ちゃんと思考して考えろよ、良いな!」
「分かりましたわ、お義兄様。
所で、お義兄様!
お姉様に誓い約束した以上、お義兄様の嫁とお仲間達には手を出しませんし、そろそろ、私を、元に戻しては貰えませんか?。
あとお義兄様のお名前をきちんとお聞きしておりませんでしたわ。
合わせてお教え願えますか?」
小首を傾げ右手人差し指を頬に当て可愛い子アピールをして目を潤ませ馬鹿を演じている。この事は凄い感心するところだ。
名前を聞いて覚える気は今の所蚤の毛ほど考えていないが、これ位のサービスはしておいて損はないと考え行動しているのがバレバレだ。
実に気味が悪い、この行動は計算されたものであると、端から分かっていると、こうも可愛さというものを一切感じず、不気味で怖さを感じるものなのだと改めて認識させられる。
この子は目的達成の為なら平気で、どんな相手にでも偽りの笑顔を見せその者が喜びそうな態度をしてみせる恐ろしい子だと心の警戒度を最大限まで上げ、今後対応しようと誓うのであった。
「そんな仕草は俺にはしなくて良い。 いや寧ろしないでくれ気味が悪いからな。
普通に力を制御さえしててくれたら、どんなに口が悪くても、どんなに無表情でも構わないから、そうやって作り笑いして可愛いぞアピールはしなくて良い。
まぁ~一応名前は教えておくか、俺の名前は「マムラ・シアキ」だ。
シアキと呼んでくれても良いし、呼びたくなかったら好きに呼んでくれ。
取敢えず俺はお前の事を「レレ」と呼び捨てにするぞ。
これは嫌と言っても、俺は仲間に成った者達全員を呼び捨てにすると決めているから、これだけは何が有ろうとも譲らないからな覚えててくれ」
正直劣等種に名を呼び捨てにされる事は反吐が出る程、不快極まりない事だが、何故か呼ばれても左程不快感を覚えない。
何故不快感が生まれないのか自分でもよく分からないが、この男の特殊能力は既に自分の物であると思っているせいで、愛着が既に生まれたからなのかもしれないと一応此処では深く考えず心でそうなのだと納得させておく。
「分かりましたわ。普通にすれば宜しいのですわね。
お義兄様に呼び捨てにされても不思議と不快感はありませんので、私の事はお好きにお呼びくださいまし。
私は、お義兄様の事を「お義兄様」とお呼びしますわ。
所でお義兄様、私は、何時まで、この弱いままなのでしょう?」
さぁ~どうやってそのキッカケかけを与えるのか、動き、仕草全部を見逃さないぞとばかり気合を入れて観察してくる。
「あ!そうだったな、今すぐ元に戻して強くする「キッカケ」を与えてやらないとだな。
折角だから、ルル!少し何か力が上がったって実感出来る、修行方法とかを今すぐ教えてやれないか?」
このやり取りの間にレレのステータスを開き弄る。
「う~ん実感か~、別に良いけど~。レレちゃんもパーティーに入ったら教えてあげるよ~。
レレちゃん、どう?私と一緒に修行したくない?。
また手取り足取り教えてあげるよ~その条件はこのパーティーに入って一緒に楽しく冒険をする事」
パーティーに所属するそんな不快極まりない事を平気で口にする姉に対し驚きを隠せない。
このまま所属して手取り足取りと言うのは実に望ましい光景だが、生者である他種族達と一緒に居る自分を想像しただけで嫌悪感が生まれる。
「嫌ですわ。私がお姉様以外の生者達が居る中なんて想像しただけで、虫唾が走りますわ。
私は、一人で自由にさせて頂きますわ」
「ルル!、レレはパーティー何かに今は全く興味が無いだろうし、好きにさせてやればいいって。
俺との約束を守るとだけ、譲歩してくれたんだ。
もし本人が入りたいって言うかも知れないし、それまで待ってやれ。
よし、レレ「キッカケ」は与え終ってるから、少しルルに何か教えてもらえ。
俺は先に戻って寝るわ!流石に今日は力を使い過ぎたからな。
ラフェル、転移で戻るぞ~。こっち来~い。
後は任せた!、適当にやって早く寝ろよ~・・・ふぁ~ねむ」
欠伸をしながら手招きで、ラフェルを呼び寄せ肩に触れ転移で拠点に移動する。
見逃さないように動作仕草口元全てを見ていたが、強くするキッカケについて何も分からなかった。
そしてなにより今、眼前で人族が高位術である転移を使用した事で、更に混乱と疑問が生じるのであった。
「お、お、お姉様?、お義兄様は本当に人族なのですか?魔族か神族が人族に偽装しているのでは本当に御座いませんの?」
「ふふふ、そんなに知りたいの~?」
うんうんっと頷き目を輝かせながら姉を見る。
「私が修行で造った世界を終焉させる時にね~。
たまたま私と波長が全て合うシアキが文句言ってきたからね~、気まぐれで、この世界に人族として転生させたのよ~。
その際、少し~面倒くさかったから~、私の強さを基準に少し弱体化させて形で~体を構成したのね~。
それでね~、転移もついでに能力として~付与しちゃったんだわ~。
因みに他人の強さを変更するって言う、あの特殊能力あるでしょ~。
アレは~シアキの思考を元に付与したからね~ふふふ、この意味は分かるでしょ~。
いくらレレちゃんでも、能力を吸収する事は出来ないと思うよ~ざんね~ん。
まぁ~シアキを魔族として生かし続けてあげてね~私もその方が嬉しいし~」
あの頭脳明晰で喋り方も美しかった姉の喋り方が、どうしてここまで、ゆるゆるで所々間延びした口調で話すのかが気になって、全然今の話が頭に入ってこない。
「お姉様!説明されても内容が頭に入ってきませんわ。
どうして、先程からその様な奇妙な変な喋り方をなさるのですの?。
それはお義兄様のご命令とかなのでしょうが、もう此処にお義兄様は居られませんし、そろそろ普通に喋られてはいかがです?」
「ん?あ~この喋り方~?、これは~私が勝手にやってる事だよ~。
まぁ~私がこのパーティーに所属して楽しんでるって証みたいなものだから~止めないよ~。
それにシアキ~と会った時からこれだし~少し楽しいでしょ~この喋り方~馬鹿っぽくて~。
結構敵も油断するしね~結構楽しいんだ~。
それより、さぁ~やるよ~レレちゃん。
簡単に実感だけ出来ればいいんでしょ~まずは火を掌に出してみて~・・」
ある程度の事情が聞けただけでよしとする。
今は姉との手取り足取りの修行が先決だ。言われた通り掌に火を出し修行を開始する。
その後も幾つか簡単な修行をし、力の威力が確かに上がっている事を確認する。
確かに力も術の精度等も上がった。あの男の能力の素晴らしさを改めて素晴らしい貴重な物であると実感する。
「ほら~力かなり上がったのが~実感出来たでしょ~。
どう明日も教えてあげるから~、今日はここに泊まっていきなさいよ~。
他種族達と寝るのも悪くないわよ~それに面白い物もあるし~ふふふ絶対笑えるわよ~」
「嫌ですわ。明日朝またココに来れば問題無いはずですわ。ではお休みなさいお姉様」
生者の群れの中に寝泊りするなど考えられないので、逃げるように慌てて挨拶を済ませ転移で何処かに移動していった。
既に妹の心でシアキに対する収集欲と知識欲が刺激され少し揺らいでいる事に、家族内で誰よりの妹の性格を熟知しているルルは気付いている。
素直じゃないな~っと思いながら転移で、ラフェルの部屋に戻るのであった。
--- 64話目のみの後書き----------------------------------------
64話目最後まで読んでくださりありがとうございます。
どうでしたか?楽しんで頂けたならうれしいですが。
では、次65話目で、お会いしましょう。




