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キラス視点7



隣町に着いた。町で愛されそうな店。大人が通うバーなどがあった。……しかし、大雪だからか静かだ。ここに……殺人鬼はいるのだろうか?……



「あっ……」



どんな奴か聞いていない。分かんないや。……でも変装上手ならもし、見ていても分かんない。



「全員殺せばいっか。」



と呟いた。まずは……この気候。この村の様子的にまぁ楽だろう。老人が住んでそうな家のドアをノックした。



「はい。」



そう出てきたのは、中年女性だった。



「すみません……道に迷ってしまって……」



と大嘘をついた。演技をし、困ってますよ風を全力で出した。



「まぁ……かわいそう……部屋ひとつ空いているから……泊まる?」



と言ってくれたので



「ありがとう!」



と言って部屋に入った。人の優しさに漬け込むことは最低だ。知ってる。分かっている。けれど……神様も、本当の優しさもないんだ。だから……許さなくてもいい。








______



「はぁ……」



一通り町のものは殺した。それっぽい人は見当たらなかった。と言って別にこの行いに後悔はしていない。けど……



「つまんないな……」



だんだん反応にも飽きてきた。この腐った世界も……そんなことを考えていると目の前が光った。



「!君かぁ。この村を荒らしているって噂の子!」



急に僕の目の前に人が現れた。何で?原理は?とツッコミどころしかない。



「……何ですか?」



「うんうん。じゃ、本題に入るね。君……この世界から離れた違う世界に来ない?」



と笑顔で現れたやつは言ってきた。……違う世界?どういうこと?……



「えーっとね、君には狂気の守護神になってもらう。って言うのが前提の話ではあるけれど……もちろんある程度のルールを守って貰えば自由にするから……どう?」



守護神……神……僕が?「狂気の」は、意味がわからないが、神に……



「本当は、不本意なんだけれど、トラブルがあってね。狂気の守護神はそのまま狂気という感情を守護してほしいんだ。君は他の人とは比べ物にならないくらいの狂気の強さを感じるんだ。……どうかな?」



……正直神様は信じていない僕にとって、守護神も信じないしよくも思わっていない存在だ。でも……けれど……この醜すぎる世界で生きるよりもいいと思った。



「分かった。……守護神に……なるよ。」



と僕が言うと、彼は笑って



「分かった。じゃあ場所を変えよう。」



その瞬間、真っ白な世界になった。



「じゃあ契約だ!手を出して」



言われるままに手を出した。何かを書いているようだ。



「よしっ!」



そう言った途端強い衝撃が走った。



「つっ……」



「!大丈夫?」



「はっ……い」



そう言うと彼は安心したかのように微笑み



「これから君の名前はキラスだ。狂気の守護神キラス。よろしく」



と差し出された手を大人しく重ねた。……これが315年前の話だった。




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