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第一章第二部 『誰かにために』


第1章第2部 『誰かのために』



「はぁ…」



今日が来てしまった。月曜日が来てしまったみたいな、憂鬱な気分である。でもその例えと違うところと言えば、なぜか分からないけど早く起きてしまった。緊張なのか?身支度でもするか…まず髪の毛を手櫛で整えて胸元のリボンをつけて…



「…チッス!おはようセネア」



と、笑顔で穴?みたいなものから出てきた。キラス。



「おはよう。キラス」



起きているのが、意外そうな感じで言われた。解せない。けれど事実なんだよな。あーあもっと自分が凄い真面目な人間なら…



「今日はたまたまだよ。いつもは寝ている。」



「まぁそんな感じするなぁ~」



どうゆう意味だよ。失礼だなコイツ。というお下品な言葉は言ったら殺されそうなので、心の中で言葉の暴力を振るっておいた。



「あのっキラス聞きたいことがあって」



「ん~?」



「今日、キラスはどうするんですか」



ずーっと気になってたんだよなぁ。


「あぁ…まぁセネアの後ろで戦うんじゃないかな?背中は任せろってやつ?」



「なるほどじゃあ、実体化するんだね。」



「いーやしない。たぶん王女、この状態だと僕のこと見えないし、この姿でも人殺せるから、見せなくて良くない?」



「まぁ…確かに。」



急に姿見せて、えー誰ってなる方がめんどくさいな。メリエムちゃんっていつ守護神見えるようになったっけ?と考えているとドアをノックする音が聞こえた。



「はーい」



「!おはようございます。セネアさんもう数分後には出陣しようかと思っておりまして…準備が出来次第、宿のエントランス付近で待機して下さい。」



「あーわかりました。準備していきますね。」



ドアを静かに閉めた。王女とかの挨拶ってご機嫌ようだと思っていた。そんなこと考えている暇はない。今考えるべきことは、どう動けばアルゼルトが救えるか、だ。メリエムを庇って亡くなっていると考えると…メリエムの近くにいることを心掛けて、最悪アルゼルトが庇ったとしても当たりどころを外せばいけるか?など考えているうちに準備も終わり、キラスにかけ廊下に出た。エントランスはこっちか…



「セネアさん!よしそれでは、準備が整いましたので、行きましょう!」



まさかの最後。申し訳ないことをしてしまった。と反省しながらもアルゼルト死亡イベントのある城へと向かっていった。


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