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キラス視点。

キラス視点


軍のメンバーが眠りの世界を彷徨っていた時間、ある少年は黒いポータルを出し、中へ入っていった。



「あ~また最初から」



その少年はキラスという子だ。いつもなら自分の故郷の人たちをありとあらゆる殺していくが今回は一瞬で殺した。そしてその後、行きつけのバーへと入っていった。



「おーいらっしゃい。」



「おじちゃんカシスオレンジで」



キラスはこう見えて甘党だ。殺し方はこんな甘くないが。見た目が未成年である彼だがマスターは何も言わない。そうマスターは盲目なのだ。



「最近、誰も来なくなってねぇ…はいどーぞ。」



「どーも」



「どうしたのか。少年。なんだか気分がいいみたいじゃないかのぉ」



「まぁね。おもしろい子にあったから。少しの間…いや長い間?まぁ分かんないけれど、ここから出ていくんだ。」



と嬉しそうに手元に持っているグラスを口元に持っていき、まるで消えてしまったかのように飲み干した。



「それはよかったのう。これで村の人達も安心して暮らせるのう。」



とマスターは言った。



「やっぱ、知ってたんだね。おじさん。」



さっきと、同じいつもの調子で彼は言った。



「そりぁ毎回お前さんに狂気がうろついている気配がするんじゃ。見えないからこそ分かるものってのがあるんだよ。」



「へぇーだけどねおじちゃん。もう村に残っているのはおじちゃんだけだよ!」



「ははっやられたわぁ」



というとキラスはマスターの首に迷いもなく、ナイフを突き当てた。



「なんか言いたいことある?」



心なしか、キラスに表情はイキイキしている。



「少年。さっき面白い子を見つけたって言ったろ。そいつ…そいつがお前さんに愛を教えてくれるといいな。」



とおじさんは、表情も変えず言った。



「そんなの望んでないし。」



と彼は言った後、マスターにナイフを振り落とした。



「あーあ。また戻っちゃった。」



そう。風景は最初に来た時と同じになってしまったのだ。



「マスターもっと人間らしい反応すればいいのに」



キラスの好きなはずの殺しをしたのに機嫌が悪い。キレてる理由はマスターの反応なのか、マスターの言った言葉なのか分からぬままポータルの中へ消えていった。

すみません。逆ハーレム展開はもうしばらくかかります。しばしお付き合い下さい。

ここまで読んでくださりありがとうございます。感謝で胸が痛いです。

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