サキュバスとの乱交
セルジュから更に北。
魔の森が広がるカルデラ王国へ。
鬱蒼と茂る樹海を抜ける途中、紫色の髪を揺らす妖艶な影が、一行の行く手を遮った。
「あら、100年ぶりね、イレイナ様。まさかこんな場所で再会できるなんて」
彼女の名はフレア。
かつてイレイナの側近を務めていたサキュバスだった。
再会を祝してと、森の中に即席の宴が設けられる。
サキュバスの本能か、フレアは魔女以上に好色で、酒と肉欲を求めてやまない。
妖しい酒が回ると、フレアの理性が溶け出した。
彼女は平正夫の陰棒に手を回し、迷いなくその唇で貪り始めた。
イレイナは、かつて自分が毎晩のようにフレアに求めた記憶を懐かしむように、優雅に微笑む。
「いいわ。再会を祝して、皆で楽しみましょう」
魔女二人にサキュバス一匹、そして「神」である人間の男。
森の奥深くで、背徳的で濃密な情交が始まった。
そんな光景に遭遇するとは知らず、イレイナを追い続けていた明智たち一行は、必死の形相で森を彷徨っていた。
「くそっ、この森の気配……! どこだ、あの魔女は!」
明智の声が、不意に止まる。
彼らが辿り着いたのは、獣の巣のような、しかし極めて甘美な匂いに満ちた開けた場所だった。
立ち尽くす3人。
目の前で繰り広げられていたのは、人間には理解しがたい、この世の醜態と快楽を極限まで煮詰めたような地獄絵図だった。
魔女たちの放つ濃密な熱気が、湿った空気を支配していた。
魔女とサキュバスによる卑猥な情事の真っ只中に足を踏み入れてしまった3人は、まるで雷に打たれたかのようにその場に硬直した。
明智の脳裏で、自分たちの立てた「魔女の力をもらう」という計画が、音を立てて瓦解していく。
彼の目には、かつてゴミとして踏みつけていた平正夫が、今は魔力という名の深淵をその身に宿した「絶対者」として鎮座しているように見えた。
明智はガタガタと奥歯を鳴らし、呼吸の仕方を忘れたように顔面を蒼白にさせた。
彼の知性もプライドも、この淫靡なショーの前では何の意味もなさなかった。
阿久田は、拳を握りしめすぎて爪が掌に食い込み、血が滲んでいた。
彼の表情は、激昂と絶望が混ざり合い、歪な形に引きつっている。
かつて平を殴り飛ばしていた自らの拳が、今は小刻みに震えている。
自分がどれほど無力な存在であったか、彼がどれほど高い次元へ行ってしまったのか。
その圧倒的な格差を突きつけられ、阿久田の魂は屈辱に塗りつぶされていく。
そして華。
彼女は羞恥に染まる頬を必死に手で覆おうとしたが、その指の隙間からは、彼女自身の「本能」が漏れ出していた。
イレイナが平の上で激しく腰を振り、サキュバスのフレアがその唇を奪い、アクアがあんあんと喘ぎ声をあげる。
その光景があまりに非道徳的でありながら、あまりに神々しく、強大で――。
華は自分の身体が、かつて感じたことのない種類の淫らな興奮に支配されていることに気づき、恐怖を感じていた。
イレイナは、そんな彼らの内面をすべて見透かしたように、恍惚とした表情で笑った。
平正夫の上で妖艶に腰を振りながら、あえて彼らの方を向いた。
「あら、あなたたち。私を探しに来たのね」
彼女は狂ったように、一度肉棒からその自身の秘部を抜き取り、腰を浮かせてグチャグチャに濡れた腟の中を右手で広げて3人に見せつける。
その唇を、傍らからフレアが吐息まじりに熱く吸い上げる。
アクアは平の顔面に騎乗し、舌を絡めてその腟を深く舐め回すよう指示している。
「ああん!!もっと深く舌入れてえ」と
正夫の肉体は、今や二人の魔女と一匹のサキュバスの魔力を取り込み、凄まじい熱量と男としての成熟を宿していた。
イレイナは交わりながら明智たちに告げる。
「でもダメよ。私、弱い人間には興味がないし、濡れないの。……強くなりたいなら、努力をなさい」
そう告げた瞬間、イレイナは平の肉棒にまた深く自分を差し入れ、卑猥な喘ぎとともに絶頂に達した。
彼女の腟から勢いよく放たれた甘い体液が、飛沫となって飛び散り、明智、阿久田、華の顔面に容赦なくぶち撒けられる。
「あははははっ! これは聖水よ。少しだけ魔力を分けてあげたわ」
イレイナは高笑いを上げ、喘ぎの余韻を楽しみながら言い放つ。
「せいぜい、この森を抜けて家に帰れる程度にはなるでしょう。でもあなたたちのようなクソガキには、魔王に会うことすら叶わない。……大人しく帰りなさい」
交わりを終え、立ち上がった平正夫は、無言で明智たちを見下ろした。
かつては卑屈に縮こまっていた少年が、今は魔力を内包し、悍ましいほどの力強さを放つ男の肉体となっている。
イレイナの腟から抜かれたばかりで、まだギンギンに勃起し、反り立つ肉棒が曝け出された。
その姿を見た華は、かつて彼をゴミと蔑んでいたはずなのに、自身の秘部からドクドクと熱い体液が溢れ出すのを感じていた。
羞恥と、抗いがたい本能的な欲望。
彼女は自らの脚を閉じることもできず、ただ呼吸を荒くする。
身支度をして、去っていく魔女たちと平。
残された3人は、顔面に魔女の体液を滴らせたまま、硬直して動くことさえできなかった。




