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2人の魔女と性交

魔王城の謁見の間。


そこは絶望が煮凝ったような澱んだ空気に満ちていた。



玉座に鎮座するのは、巨大な肉体を持つ赤黒い肌の巨人。


背中には禍々しい翼が広がり、頭頂部には二本の角が突き出ている。




「……魔王様。申し上げます。七魔天のうち二体が魔女イレイナにより滅びました。……そして、毒の魔女アクアが、あの女に従い、寝返ったとの報告が」





側近の鬼が震え声で伝えると、魔王は腹の底から響くような高笑いを上げた。その咆哮だけで、城の石壁が軋む。




「ククク……ハハハハ! 100年ぶりだな、イレイナ」 



魔王は玉座から立ち上がり、赤い眼光を城の外、遥か彼方へと向けた。




「やはり来たか。俺を倒しにな。……七魔天など、イレイナの前では道端の石ころに過ぎぬ。役に立たぬ者たちだ。捨ておけ」




魔王は興味を失ったように手を振る。




「すぐに魔王城まで来るであろう。100年前の続き、今度こそ直接この手で裁いてやるわ」





一方、隣国セルジュの宿屋。



優雅なティータイムを楽しむ3人の姿があった。


銀髪の魔女イレイナ、毒の魔女アクア、そして平正夫。



魔女二人に挟まれ、正夫はどこか気まずげに冷めた紅茶を見つめている。




アクアは不思議そうな顔で、イレイナに尋ねた。




「ねえイレイナ様。この正夫という男、魔力が微塵も感じられません。なぜこのような脆弱な人間を、神と崇め、側近にしているのですか?」




イレイナは微笑む。

「彼は『神(管理者)』なのよ。理の外から来た存在だから、この世界の魔力とは無縁なの」




アクアは納得はしていても、どこか腑に落ちない様子だ。


強大な魔力こそが正義である魔女の価値観では、彼の器を理解しきれない。



イレイナはそれに気づくと、妖艶に目を細めた。




「魔力が無いのが不満なら、私たちの魔力をその身に直接ねじ込めばいいわ。深淵まで染み込ませる方法、知っているでしょう?」




魔女の秘術。それは、性交渉を通じて体内の魔力を直接相手へと流し込む、魔女だけの秘められた儀式。



古来より魔女が淫乱な存在とされている要因がそこにある。



アクアはその誘いに、狂おしいほどの熱を帯びた瞳で頷いた。




イレイナとアクアの手が、正夫の服を解いていく。




二人の魔女は正夫を淫らな儀式の中へと引きずり込んだ。




部屋には、二人の魔女の影が妖艶に揺らめく。




代わる代わる正夫の陰部を弄び、妖艶な口でしゃぶり、その身体を貪る。



悶絶する正夫の声が、夜の帳に溶けていく。




あまりの快楽に意識が飛びそうになる中で、正夫は確信していた。



二人の体内から溢れる凄まじい魔力が、情交を通じて自分の中へと奔流のように流れ込んでくるのを。



魔女は代わる代わるに正夫の上で股を開き、淫らに腰を打ち付けた。



パンっパンっと卑猥な音と正夫の喘ぎ声が部屋に響く。




一晩中続いた儀式の果て、正夫は精子が枯れるまで、2人の魔女の腟内にドピュッドピュッと射精した。




イレイナは自分の腟から垂れ流される白い精子を手に取り、舐め回しながら満足そうに笑い出した。




正夫の初体験は異世界で、魔女で、乱交だった。




正夫の肉体は、以前とは比べ物にならないほどの魔力に満たされていた。







その頃。



クルタからセルジュ王国の国境を越え、必死の形相で走り回る3人の影があった。



阿久田、明智、そして華。




彼らはボロボロになった身体を引きずりながら、魔女イレイナの気配を探していた。




「くそっ……! どこだ、どこへ行ったんだあの魔女は!」





「必ず見つけ出すんだ! 魔女に強化さえしてもらえば……俺たちが今度こそ勇者になるんだ!」




彼らの瞳には、もはや理性などない。




ただ、飢えた獣のような執着だけが、夜の街を彷徨っていた。

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