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第10.5話 間話
解散後、家に向かって帰っていく。
携帯を見ると、通知が入ってる。菅原君からだ。
「あれ、彼女?」
正直返事はしたくない。
だけど、返事をしなければいけない事は確かだ。
「彼女じゃない』そう、一言で返事をした。
既読はつくけれど、返事は返ってこない。
しばらく待ったが、すぐにラインから離脱した。
飽きたのだろうか。それならその方がいい。
家でご飯を食べる。けれど互いに会話はない。
母さんとの付き合い方は、僕に教えて欲しい。気難しいのだ。
「ねえ沙雪」
「なに? 母さん」
僕は返事を返す。
「あの子は幸せだったよね」
沙雪姉ちゃんの事だろう。
「たぶん、幸せだったと思うよ」
僕の返答に、母さんはまた無言でご飯を食べ始めた。
僕は沙雪姉ちゃんとは会ったことがない。性格に言えば僕が小さいときに死んでしまった。
それこそ僕が物心つく前だ。
なあ姉ちゃん。あんたはなんで死んでしまったんだ。




