表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
265/314

265

「ん、好きにすればいいじゃろ?」


それなりの覚悟を持って聞いたのだがおじいさんからの返事は軽くOK。難しいと思っていた許可が簡単に降りたので肩透かしを食らった気がする。


「でも、いいんですか? 商売を始めたら龍に襲われたりするんじゃ……」


「なんでそんな事するんじゃ? あぁ、前に門番が言っておった話か?」


そう、前におじいさんが竜の森近くに住んでいると言ったら門番の兵士さんに心配された事があった。あの時の話では竜の森を領地にしようとしたために襲われたみたいだけど、今回もある意味土地を利用するから問題になるかと思ったのだ。

まぁ、すでに牧場やら孤児院やら持ってきて今更感が凄いがあちらはおじいさんとおばあさんと一緒に使っている面もあるからセーフだと思うけど、屋台は竜の森の正面入口でやる予定なので完全におじいさん達が関係無くなるから不安だったのだ。


「うん、襲われる心配が無いなら屋台をやりたいんだ。何をやるかは相手次第になっちゃうけど」


「良いんじゃないか? 出来れば酒場も出してほしいのう」


いいんだ!? なら皆に相談して色々出したいけど、なんで襲わないんだろ? 町の人に聞いた話だと商人達も竜の森近くに露店を出したいけど、いつ襲われるかわからないから出せないっていう話だ。子供達でも行ける森の端っこ、入口近くならモンスターは気にしなくていいが、さすがに龍が出たら大変だもんな、恐くて店なんか出せないよ。


「そりゃ簡単な話じゃ。武器を持って襲ってくるなら迎え撃つのが当たり前じゃろ。まぁ、あの時は皆やり過ぎたがのう……」


え~っと、つまり武器を持たずに普通に住む、町を作れば問題なかったの? いや、さすがに龍が住むところに武器を持たずには行けないからしょうがなかったのか?

とにかく、普通に屋台を出すのは平気みたいだから皆と相談しよう。いつかは俺達の真似をして店を出す人が出るかも知れないけど、こっちはおじいさんのお墨付きだから安心して商売をしよう。



ということで、はい!

次の日早速露店を出してみた。何を売るか、何が売れるかはやっているうちにわかるだろう。露店自体は今まで使っていた物をそのまま使っているのでこちらも今後改良するかもしれない。

竜の森に出店するにあたり、何が売れるか考えたところ、冒険者組から食料の話が出たのでハンバーガーというかサンドイッチというか、具をパンで挟む商品を作ってみた。 具体的にはカツサンドやステーキバーガーなのだが具材は今後の課題かな?

保存食ではないが持ち運び易く片手で歩きながらでも食べられるので予想以上に売れることとなった。特に新人達には肉も食べられ食べ応えもあるので喜ばれた。

また、新人達には買取りというか物々交換で買い物できるようにした事も喜ばれた。一抱えの薪で食事一つと交換したのだが、竜の森からの帰りに拾えるからと大量に持ってきてくれるのだ。


新人達ばかり利用するかと思ったのだが、意外とベテラン勢にも出店は喜ばれた。食事はもちろんだが買取りが特に喜ばれた。相場より高く買うことは出来ないのだが、持ち帰るのが大変な大物なんかを仕留めた時は手間を考えると便利なのだろう。おかげで食事のボリュームが上がったので新人達も感謝してほしいところだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ