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さて、屋台関係については一段落ついたのでお次は孤児院の方をなんとかしようかな。孤児院を町から持ってきたのはいいのだが、ここは竜の森のすぐ近く。竜の森の端っことは言えモンスターは出る。例えそれがホーンラビットやグレイウルフ、ファングボアやゴブリンだとしてもだ。

ホーンラビットやグレイウルフはミュウや子狼達の種族なのでかなり強そうに感じるが、あれはクイーンに特訓させられたからであり、普通の冒険者なら苦戦せずに倒せるレベルである。


普段牧場に来ている子達はそれなりに成長し、ある程度戦えるようになってから来ている。ここはおじいさんの結界があるし、狼達やコボルト達が見回りをしているのでモンスターに襲われた事はないが、孤児院にはチビッ子達がいるので今まで以上に用心しなければ。


「で、どんな柵を作るんだ?」


まずはありきたりではあるが実績のある塀を作ろうとしたのだが、でかい塀を作ると陽当たりや塀の向こうが見えなくなるので、頑丈な柵を作る事になった。そして、こういうのは専門家に任せるのが一番なので木工組に仕事を依頼した。


「なるほど、とにかく頑丈に作るか。後は隙間も小さくした方が良いな」


「……そうだね。隙間から抜け出して竜の森に行く子がいるかもしれないしね」


まったく、孤児院を抜け出すなんて悪い奴だな。

俺は『アイテムボックス』から柵に使えそうな木材を出していく。


「キャンキャン」

「ワフッ」


皆で柵を作っているとコボルト達がやって来て何かを訴えだした。直接はわからないので近くにいた狼に通訳してもらったところ、柵の近くに罠を仕掛けてくれるとのこと。子供が引っ掛かると危ないけれど罠によっては有効なので、お願いしておいた。

その後もジェスチャーでコミュニケーションを取りながら木工組とコボルト達は防衛設備を作っていった。一週間ほどすると完成形が見えてくるのだが、ごちゃごちゃしすぎてよくわからない状態になっていた。

孤児院の子達や冒険者組には近づかないように言っておかないとな。


「ウォンッ!」

「「「「ウォンッ!」」」」


子供達や冒険者組に説明しているとしばらくの間どこかへ行っていたクイーンがやってきた。……新しい狼達を連れて。って、クイーンまた狼を配下に加えたの? えっ? 出産した狼がいるからその補充? でも、それって赤ちゃんが育ったらかなりの数の狼の群れになるんじゃ……。それ以前にクイーンはどこまで狼達を増やすつもりなの!?

まぁ、防衛戦力が増えるのはありがたいから良いのだが、餌とかは平気なのかな?


このまま木工組やコボルト達に牧場側にも柵を作るようにお願いし、俺は久しぶりに屋台に向かった。そして、やって来たのだが、


「薬草買取りしてま~す」

「ポーションいかがっすか~」

「モンスターの素材引き取りま~す」


予想以上に混雑していた。うちのように屋台を作るわけではなく、ゴザをひいただけとか、地面に直接座ってたり、馬車をそのまま店代わりにしたりと色々あるがパッと見ただけで10以上の店があった。見てわかると思うけど、地べた系のお店は行商とか新人とかなんだろう。熊の行商人も出会いがそうだったように、仕入れがうまく出来なかったから真似をしてここで商売を始めたんだろう。今までなんでやらなかったのかわからないくらい盛り上がっているのでこれからのここがどうなっていくのかちょっと楽しみだ。

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― 新着の感想 ―
[一言] 呪いの武器の事忘れてませんか? 王都で手に入れて死蔵してるヤツ かなり話数進んでも出て来ないんですけど...
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