登場人物(ネタバレあり)
今回はネタバレあり。
※年齢は第7章終了時点のもの。第7章は梛が高校3年生の10月~11月にかけての話。
【水無瀬 梛】
18歳。主人公。医療系会社のお嬢様。4人兄弟の3番目にして紅一点。歳離れた兄と弟がいる。私立松殿魔法学校の高等部3年。
頭はいいほうだが、行動が破天荒。どちらかと言えばツッコミ気質だが、自分自身も天然交じりである。彼女の剣は概念的に定義づけられるものはおおよそ切れる、とまで言われるが、本人的には戦闘中に使いにくい。普段は刀を使っているが、別に刃の鋭さで切っているわけではないので、竹刀などでも切ることはできる。しかし、梛が『斬れる』と思うことが重要であるので、彼女が『これでは斬れない』と思うと能力は発揮されない。いくらかの才能とたゆまぬ努力で現在の力を手に入れた。五行説としては木に相当し、術師の修行を受けている。
すらりとした体型の女性で、さばけた性格に定評がある。見た目は長兄、中身は次兄に似ているらしい。ブラコンであるが、長兄のことはちょっと怖い。しかし、本気で怒ったときの怒り方が長兄と同じ。背中までの黒髪にアーモンド形の目をした中性的な美人。黙っているか、落ち着いて話していれば理知的な美人で通るが、残念な美人。家族の中で一番男前だとのこと。最近は筋肉質な体型を気にしている。
4年前に両親と2番目の兄を殺され、長兄は身体機能の一部を失ったことに強烈な後悔と復讐心、また、生き残ったことへの罪悪感を覚えている。しかし、おおむね性格は温厚で柔らか。おそらく、13歳時点と、現時点で天地ほどの実力差がある。また、千里眼・水鏡の所有者である。梛(木)は凪(水)に通ず、として母の桐花が名付けた。
なお、事件後兄と力関係が逆転する。結局、兄弟の中で一番怒ると怖かった。最近の悩みは、可愛げがないこと。
身長168センチ。7月27日生まれ。
【水無瀬 透一郎】
27歳。梛の長兄。もう一人の主人公。医療系会社の社長。大学での専攻は考古学。『旧き友』ミシェラに連れられ、ヘルウェティアのシェナに会ったことがある。(『魔法事象統制管理局』)4年前の一件から体が不自由。左目が見えず、右腕は二の腕から先が義手、右足も不自由で杖を突いて歩いている。年の離れた弟妹を溺愛しているシスコンでブラコン。かつては『陽炎』に所属し、当時最強の一人だった。現在も怪奇対応機密局の事務統括部に籍を置いている。
梛や祐真が自分に遠慮を抱いているのは気づいている。そのうえで梛を復讐のための道具のように扱ってしまうことを悔やんでいた。祐真に対しても、利用している罪悪感を覚えており、性根はまじめで優しい。しかし、腹黒い。梛と祐真はともにちょっとおびえている。笑顔で締め上げるタイプ。ラスボスかもしれない。
梛と同じく端正に過ぎる顔立ちをしている。梛が真顔だと透一郎と似ている。透一郎の方がやや女顔。顔半分でもイケメン。理不尽。最近義眼を入れたので、余計に梛と似て見える。ちなみに、今の身体状態でも戦うことはできる。魔法支配『明鏡止水』の使い手。『千里眼・水鏡』が変質したもので、なのでその亜空間は『水鏡』になっている。ウユニ塩湖ではない。
なお、無事に香江と復縁したものの、梛の場合と同じく力関係が逆転している。また、よく泣くようになった。
基本的な一人称は『私』だが、素に戻ると『僕』になる。梛のことは『お前』と呼ぶが、他の人は『君』と呼ばれる。
身長184センチ。2月15日生まれ。
【水無瀬 晴季】
8歳。水無瀬4兄弟の末っ子。事件当時は3つで、梛にかばわれていたが、当時の記憶はあまりない。しかし、姉がとても悲しい顔をしていたのを覚えている。無邪気で兄姉にかわいがられており、天真爛漫。誘拐されないか心配していたら、本当に誘拐された。
両親や次兄のことを覚えていないことを、梛は「悲しい」と言ったが、透一郎は「むしろうらやましい」と言った。兄姉によくなついている。かわいい系。過保護な兄姉に育てられているが、ちゃんと自分の身に起こったことは理解している。透一郎が兄で、梛が姉であることはわかっているが、透一郎のことは父のように思っている節があるので、そのうち反抗期が来る。晴季自身は梛に育てられた自覚がある。今のところ、兄と姉の側が一番安全だと思っている。
身長127センチ。まだ伸びる。4月26日生まれ。
【榊原 明日香】
18歳。某政治家の姪っ子。父親は官僚で、母親は大学教授。やたらとポジティブ。弟が一人いる。
梛とは小学4年生のころに出会い、以来親友である。当時は図に乗った生意気な性格だったが、文字通り梛に叩きのめされた。怒りが持続しない、鋼メンタルの持ち主。両親と次兄を亡くした梛を気にかけ、彼女が不安定であることに気づいていた。ちなみに、初恋は梛の長兄(つまり透一郎)。
土行の適性があり、体が丈夫。基本装備は槍だが、長物なら大抵使える。戦闘力は梛や律子に一歩譲るが、三人娘の中では一番筋力が強い。
肩につくほどの濃い茶色の髪に、黒い瞳をしている。美少女で笑っていることが多い。隠れ巨乳。
身長163センチ。10月18日生まれ。
【武宮 律子】
18歳。梛、明日香の同級生で、戦国武将・武宮泰治の子孫。びっくりするくらいの引っ込み思案。実父の婚外子であり、高校生に上がるときに母親を亡くし、父親に引き取られた。養父母や異母兄姉がいい人ばかりで、恥じない自分になりたいが、自信がない。剣術よりもフェンシングに近く、実力は確か。なのに自信はない。たぶん友達もいなかったが、梛と明日香に連れまわされるうちによく笑うようになり、彼女の兄は感謝している。
ウェーブが勝った黒髪をおさげにしていることが多い。たれ目気味の大きな黒い瞳をしたかわいらしい系の少女。学力は普通。金に適性があり、打たれ弱い。翔とは今のところまだお付き合いに至っていない。
身長158センチ。4月10日生まれ。
【瀬名 祐真】
22歳。(作中で誕生日がきていない)梛の婚約者。梛の兄が20歳の時に整えた。政府直轄怪奇対応機密局特殊機動隊『陽炎』の一員。婚約した当時、彼女に振られたばかりだった。梛の二番目の兄の親友で、松殿魔法学校の卒業生でもある。弟が一人おり、父は『陽炎』の剣士。この父親も中学生のころに戦死している。
梛のことは嫌いではないし、納得ずくで婚約となったが、亡くなった親友を思うと複雑。梛の長兄のことは尊敬しているが、締め上げられたことがあるのでちょっと怖い。よく梛と二人で震えている。流麗な剣術と補助魔法を使用する猛者であるが、繊細で温厚。おっとりした天然で、よく突っ込みを入れられる。表情がないわけではないが、おっとりしすぎて感情表現がワンテンポ遅い。人間工学を治めたバリバリの理系。金行。
黒髪に黒曜の瞳の美男子。どちらかというと中性的な顔立ちで、体格も細身。しかし、見かけより食べる。淡々と同じペースで食事が進む。絶対音感があり、歌がうまい。梛は声が良い、と思っている。親友を助けられなかったことに、強い罪悪感を抱いている。妹のように思っていた梛の(心の)強さを知り愛するようになるが、5つ年が離れているためにちょっと犯罪っぽく見えるのが最近の悩み。梛が高校を卒業すればそんなこともなくなる。
身長182センチ。12月27日生まれ。
【柊 翔】
18歳。梛と同学年で、試験でチームを組むことになった優等生。実家は神社。班分けを見て、面倒くさいのをまとめただけでは? と邪推している。
神道を治めた魔術師。優秀で頭もいいが、戦術的センスはあまりない。なのに指揮官に指名されてパニックになる。やたらとネガティブ。
ついに『陽炎』に予備役扱いで籍があったが、ついに戦力と認められる。最近自分は駄目だな、と思ったことは、明るくなってきた律子の笑顔に惚れたが、気恥ずかしさからいまだに伝えられないこと。
身長170センチ。6月6日生まれ。
【式部 涼介】
18歳。梛たちの同級生。クラスは違う。魔法技能面では学年一位。まじめだが短気で、よくケンカをしている。比較的常識人。梛と二人で最難関試験を突破したことがあるが、条件を満たしていないのでカウントはされていない。予備役として『陽炎』に登録されていたが、人手不足によりついに戦力として認められる。
弟弟子が迷惑をかけまくったので気合を入れて鍛えなおした。基本的に梛のことは頭がおかしいと思っているが、その後ろに控えている透一郎の方が最近怖い。
身長175センチ。5月31日生まれ。
【副島 香江】
27歳。透一郎の元カノ。しばらく留学していたが、高校で司書をすることになる。透一郎の大学時代の同級生で、専門は西洋史だったらしい。強力な夢に干渉する能力を持つが、怪奇対応機密局の職員ではない。登録はある。事件後、透一郎と別れることになったのだが、納得はしていなかった。透一郎が香江を巻き込みたくないがために離れたのだと理解はしている。悪魔を(梛が)討った後、無事に復縁した。力関係が逆転し、押しが強くなった。
菓子作りが得意。今の梛が透一郎の10代のころに似ているな、と思っている。透一郎が好きな上で、妹の方が男気があると思っている。地方の出身で、姉が1人いる。
美人ではないが、かわいらしい系。小柄なので、大柄な透一郎と並ぶとかなりの身長差。犯罪なのでは? と梛に言わしめた。(そのあと絞められた)
身長155センチ。8月2日生まれ。
【武宮 弘暉】
23歳。律子の異母兄。祐真の同級生でもある。腐れ縁。大学院で魔法量子力学を勉強中。口が悪い。
陽炎に所属。家は剣術道場。妹が2人いるので、面倒見はよい。癖の強い同僚たちに振り回されるかわいそうな人。なぜか梛と一番会話が成立する。
父親が女に目がないことは知っていたが、婚外子がいることを知ったときはあきれて、怒った。怒って父親をぶん殴ったのはこいつです。透一郎がとりなしてくれたため、彼に頭が上がらない。ちょっと怖い。突っ込み気質の常識人。
半分しか血のつながっていない律子のこともかわいがっており、なつかれている。律子が梛と仲良くなったのは誤算。だが、友達になってくれてありがたいとも思っている複雑な兄心。
一言で言うと、強面。よく言うと、精悍な顔立ち。基本的に優しく、礼儀正しいが、やや短気。男気がある。梛のことはやたらと男前な娘、と思っている。祐真の同級生ということは彰次の同級生でもあり、彼が亡くなったことを惜しく思っている。彰次がいなければ、祐真とは友達にならなかっただろうと思っている。
バリバリの火の気を持つ。力強い剣術が持ち味。圧倒的火力。
身長187センチ。6月20日生まれ。
【武宮 双葉】
20歳。弘暉の二つ年下の妹。律子より3歳年上の異母姉でもある。兄をいつも振り回している明るく朗らかな性格の女性。
父親が外に子供を作っていたと知り、正直複雑だった。だが、兄が景気よくぶっ飛ばしてくれたし、腹違いの妹は可愛いので、深く突っ込まないことにした。梛が律子の友達になってくれてほっとした。常識人の兄がいるため、自分が常識外でもいいだろうと思っている。大学で国文学を学んでいる。
どちらかというとキレイ系の顔立ち。兄や妹ほど顔立ちが整っているわけではないが、愛嬌がある。声が大きく、身振りも大きい。梛ちゃんイケメン! とか普通に言うタイプ。火の気を持つ。剣も扱えるが、弓矢や銃などの飛び道具のほうが得意。陽炎所属。
身長162センチ。1月4日生まれ。
【東海林 依織】
21歳。双葉と同級生の陰陽師。朧に所属する解析担当。ただ、普通に戦える。大学では言語学を学んでいる。紆余曲折を経て、弘暉の恋人となる。土御門は兄弟子。
よくしゃべるがやたらと抑揚がない口調なので怖い。さらに言い方が鋭く、やや短気な発言をするため、よく弘暉と喧嘩をしている。恋人より梛の方が好きなのではないか、と言われている。
メインは陰陽道だが、物理的に戦えないわけではない。しかし、自分より強い人間はいくらでもいるのでそちらに任せている。緊急事態でも落ち着いて対処できるので、よくお呼びがかかる。
土の気が強い。大体のことはできるが、巫の力を持つ梛との相性が良い。よく弘暉に突っ込まれ、頭をはたかれている。
モデル体型の正統派美人で、実は梛より背が高い。透一郎に臆せず話せる稀有な人物。地方の出身で、高校入学と同時に上京した。
身長170センチ。9月26日生まれ。
【上條 直哉】
27歳。大学時代の透一郎の友人。専攻は違うが、サークルは同じだった。やや気の弱い青年で、成績は中の上ほど。水無瀬政義をライバル視していた父親から手ひどく叱責を受ける日々で、内向的。
5年前、思い余った父と弟が水無瀬一家を襲ったことを知る。自分を友人と言ってくれる透一郎に見放されたくなくて言い出せなかったが、最終的に弟が水無瀬家(というか梛)を狙いだしたため、入院中の透一郎を訪ねていき、5年前のことを含めて彼に告白した。積極的にかかわらず、忠告を飛ばしたことから裁判では情状酌量が付き、仮釈放となった。透一郎との交友は以降も続いている。
身長177センチ。9月6日生まれ。
【上條 友哉】
24歳。直哉の弟。内向的で何事も平均的な兄に比べ、文武両道、容姿端麗で野心的。兄のことをさげすんでおり、兄のせいで自分たちはいつまでも水無瀬と比べられると思い込んでいる。上條家は総合商社を所有しており、軍ではなく警察に顔が利く。
魔法的センスは多少あるが、二流。(センスとしては直哉のほうが高い)悪魔と契約して水無瀬家を出し抜こうとするが、逆に察知されて責められ、梛の能力で契約を断ち切られ、速やかに悪魔も梛と祐真に討たれている。
自分より優秀なものを殺していき、自分が最も優秀になれるようにしようとした。
ちなみに、梛が討ったのは悪魔のみのため、本人は生きているが今は留置所の中。
身長179センチ。1月27日生まれ。
ここまでお読みいただき、ありがとうございます。
初期設定では、梛は『夏三』ちゃん、透一郎は『宗一郎』、祐真の姓は『遊佐』でした。
水無瀬兄妹は上から、『透一郎』『彰次』『梛』『晴季』。一応、1、2、3…と順番になっていますが、梛だけ外れています。『夏三』が安直すぎたことと、キャラ設定に合わなかったので変更しました。
祐真は親友の妹と付き合っている。弘暉は妹の親友と付き合っている。
透一郎から腹黒い(というか裏がありそう)なところを取ったら、ただのイケメン。梛が男だったらやっぱりただのイケメン。最近困っていることは、透一郎の声が私の頭の中で櫻〇孝〇氏の声で再生されること。絶対鉄〇ルのせい…。
今後、一旦更新停止とします。一応、こちらの更新を停止している間、別の連載をする予定です。よろしくお願いします。




