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原型:みんなが心躍る世界を■■したいですが(多少)手こずっています。  作者: アイティ
五章:ナゼ タタカワナケレバナラヌノダ?
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エドノミチノリデ

江戸。現在における東京の旧名称であり、時代の名称。

ドラマとかアニメとか小説だの、いろんな作品でよく取り上げられている。

理由は……分かりやすい悪人がよくそこらに居たからかな?

剣豪か、普通に強いやさしい権力者が悪人を成敗するのをよく見るけど。

あ、あと『刀』よく使ってるよね。武士、侍。日本が誇れる和の文化。

私が見た世界が少ないだけで、意外と違っているかもしれないけどね。


ま、私の世界に刀を使う機会なんてそんなないんだけどね。




「ちょ、ちょっと待ってください風吹ちゃん!」


「ちゃんはいらない、風吹でいい。」


畑道。創は早歩きで歩く彼女にトコトコとついて行っている。

今日は晴天で太陽が少し眩しいが、暑くは感じない。


「風吹さん! 待ってください!」


「さんもいらない、風吹でいい。」


「ふ……なんで呼び捨てなんですか!?」


そう言うと彼女は足を止め、創の方に振り返った。

先程と同じように真剣な表情で。


「それでだ、もう一度確認するが、

 お前は本当に神堕と親友なのだな?」


「え、ええ、そうですが……」


「たしか神堕 愁と言っていたな。その者の流派は分かるか?」


「流派……? なんのですか……?」


そう言うと風吹は顎に手を当て、目線を彼女からそらす。

創は一瞬、流派とは何かが分からなかったが、

冷静になって考えて、『刀の流派』だと推測する。

いや、だとしても愁は刀を振ってるなんて言う話聞いたことない。

剣道をやってたわけでもないし。

……そういえば最近、刀ではないですけどそれっぽい事をしてましたね……

流派は分かりませんけど、たぶん言えば伝わるでしょう。


「たぶんですけど、愁ちゃんは二刀流を使う流派だと思いますよ!」


「……へ? 二刀流?」


風吹はキョトンとした。

創はその様子を見て首を傾げ、どうしたのだろうと不思議そうにする。

もしかして、二刀流を使う流派なんてなかった? でもそれぐらいしか……


「に、二刀流……? 我流だと……!?」


しばらくすると彼女は目を泳がしながらあらぬ方向を向いて声を震わす。

創はさらに不思議そうに首を傾げる。ガリュウ? よく分からないけど、

ものすごい驚いてるってことはつまり……すごいんだろうなぁ、と思いながら。


「いいか、神堕が独自に開いた各流派に、

 二刀流を扱う物など存在しないのだ……」


「え、無いんですか?」


「そもそも、二刀流を扱う者など……むぅ……

 今度でいい、その神堕 愁に会わせてはくれないだろうか!」


そう言いながら、風吹は彼女の肩を掴み、口を二やつかせながら目を輝かす。

 

「いや、愁ちゃん、たぶんですけど忍者に誘拐されてますよ……?」


苦笑いをしながら創はそう言った。

私も誘拐されているから愁ちゃんも誘拐されているはず。確証はない。

でも、そうとしか考えられない。認めたくないけども。


「よし、助けに行こうか。ついてこい!」


「は、はい。」


興奮気味にそう言い、彼女の肩から手を離して畑道を走り始める。

速い。刀を使うための修練で足を鍛えたからなのだろうか。

創も走り始めたが、だんだん距離が離れて行ってしまう。

創も負けじと彼女に追いつこうと足を動かし、速く走ろうとする。

そしたら、簡単に背後まで追いついた。


「えっと、とりあえず江戸に行くんですよね!」


「助けると言っても、何も分からないからな。

 江戸に行って聞き込みをし、居所が分かり次第助けに行くぞ。」


「分かりました!」


そうして、彼女らは畑道を駆けていった。

畑にいる老人たちに挨拶をしたりしながら、ひたすらに。


__________________________


短いのは……ちょっと就活で忙しかったからなのです。

次回からは3000字ぐらいは書きますのでー……

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