神に値する力
にしても訳の分からない事ばっかだよね。
ま、実際振り返っても訳の分からない事ばっかだよ?
私でも何書いてるか全然わかんないし、何これって感じだし、
まぁ、君に見てもらわないと困るから見せないといけないんだけど。
「……そうか。」
それは……どういう顔かな?
やっぱり私の記録じゃわかりづらいって?
「ああ、だが仕方のないことだ。」
……悪かったね、こんな出来損ないの編集者でさ。
世界はどのようにできているのだろう。
空、海、生物、自然、法則、秩序、星、宇宙……
考え出しただけでたくさんの要素があるハズ。
神様いったいどのように世界を造っているのだろうか。
私はその答えを神様に思い切って聞いてみることにした。
「ん?一から?長くなるぞ~?それでもいいか~?」
「はよ喋れ。」
「お、おう。あ、だけどこれ喋っていいのかな……
これ上の方からなんかいわれないかな……」
創は神様をじっと見つめて睨んだ。
すると彼は、世界をどうやって造っているかを普通に話始めた。
髭剃りのようなデバイスを持ちながら。
「え、あ、まず、世界を造るために世界創成キッドを買いまァス……」
神様の世界ってこの世とあんま変わんないんだ。
創はそう思った。神にも通貨という存在があるんだ。
異世界を造るためには、そういうキッドを買わなければいけないのか?
思ってたんと違う。神様も人を同じなんだ。
「……で、キッドからGWE取り出して起動して、
マニュアルをみながら世界を造り始めます……」
「マニュアル……?」
「こ、こちらになります……」
彼は懐から辞書のようなマニュアルを取り出す。
創はそれを受け取りぺらぺらと読み始めた。
が、そのマニュアルの言語は日本語ではない。
マニュアルに書かれていた文字はなんかクネクネしていた。
なんで言語が違うんだと思いながらマニュアルをパラパラめくり、
自分が読める部分を探した。
そうしてめくっていると日本語の文字で書かれた文章が目についた。
【このマニュアルを読めているということは、
本商品購入者が重大な規約違反をしているということになります。
このページに触れ、自分の名前を思念することによって
本商品購入者もとい規約違反者を通報し取り締まることができ、
また、規約違反者を通報してくださった者に、
本商品を引き渡たされるようになっております。】
彼女はなんの迷いもなくページに触れ自分の名前を思念した。
そうするとページに触れた部分が熱くなり、緑色に染まる。
そして、ページがきれいに千切れ、空へと飛んで行ったとおもえば、
神様ポジの男が断末魔が聞こえ、目の前に男はいなくなっていた。
そんな事を思いながら再びマニュアルをみると、
千切れたはずのページがもどっており、
ペラペラとマニュアルをめくると、いままでクネクネしていた、
よくわからない文字の大半が読めるようになっていた。
その時の彼女は、とても爽快な顔をしていた。
邪魔なものが片付いた時のような、そういうアレの顔。
その時、特になんも前触れもなく彼女の後ろに忍び寄るものがいた。
しかし彼女はマニュアルをじっくり読んでいるので気づいていない。
はたして彼女の後ろにいるのは何者なのか……
ちなみに今見ているこの記録、
私を含めた7人のスタッフでやったものなのさ。
私とウェド、尾張、姫路、ノウン、ソウム…あと透明人間ちゃん。
記録が短いのは茶番をバッサリ削ったからだよ。
あとモロに破損してデータがないから。
初期に書かれたものはぐだぐだな物ばっかだったからね……
なんせ、私が書いた物ですからぁ。
もしその茶番も見たいのであれば……いらない? そっか。
でも、必要じゃ無いような情報も、けっこう大事だったりするよ……?
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