自分のやる事って……?
いろいろ創の頭の中ごっちゃになったので整理整頓、断捨離しました。
理由? 簡単です。
聖がいろいろ言っちゃいけないこと言っちゃったんです。
主にピー↑についてだね。ヤバかった。
ピー↑って何って? 放送禁止用語とかで使うアレだよ。
ピー↑って言って伏せてるだけだからお気になさらず。
翌日。早朝、AM 5:00 医務室にて。
「……」
目覚めが悪い。
昨日のアレでだいぶ疲れたましたからね。
まだ布団にいたいけどやらないといけないことがあるので急がないと。
私はベットから起き上がり、看護服を脱いでいつもの制服に着替えます。
この制服はもう私のお気に入り。
3か月ぐらい同じような服を着てるとか言われても変える気はないのです。
暑いですが。
「さてと、あとは……」
ベットの布団をきれいに畳みながらほかにやることがないか確認します。
まぁあるはずない。と思いながらもやることを見つけてしましました。
「遺影が……ベット下に……」
昨日ロゼさんが抱えていたクローンのロゼさんの遺影……
そういえば投げ捨てられてた。自分をもっと大切にして?
「持っていきましょう……オバケとか出たら怖いですし。」
そう言い遺影を手に持ち、医務室を後にする。
私がやるべきことは3つほどあります。
まず一つ。今やっている事ですね。
ロゼさんの元へ行くことです。
ロゼさんは朝ごはんにサンドイッチを作っているそうなので楽しみです。
食べ終わったあとは自分の身を守るために魔法の練習をします。
初魔法なのでめちゃくちゃ楽しみなのです。
どんな魔法が使えるんですかね! 初級魔法ってどんなのがあるんでしょう!?
で、あとこの遺影をロゼさんに届けないといけません。
二つ目。
まず第一にロゼさんが作った世界にいるであろう、
親友である愁ちゃんを探し出しながらこの世界を冒険することです。
人類滅亡して、みんな転生転移してたら愁ちゃんに会うの無理なんじゃ……?
と思っていたら、ロゼさんは異世界転移の設定で、
日本地域の10代から30代の人たちを転移するように設定していたそうです。
まぁその中からでも探し出すのは難しいかもしれませんが、
意地でも見つけ出してやります。
愁ちゃんの異世界行動パターンは分かってますし大丈夫でしょう。
問題は広さですけどね。
ロゼさん作った世界、東西南北とさらに東西南北のところと、
この国がある世界の広さをまとめると、
北アメリカ大陸ぐらいになるらしいですし……
しかもこの国の世界、北海道並みの広さらしいですし……
めちゃくちゃ広大なんですよね……
ていうか私とんでもなく広大に作ろうとしてたんですね。
今頃になって気づきました。そりゃ家とか作るの終わらないはずですよ。
で、広大な世界を冒険して経験値やいろんなパラメータを上げて、
ロゼさんが作ったであろう魔法や武器を集めて、
よく分からない方の神堕 愁の方も探し出さないといけません。
最終的にやる事です。一番面倒な事です。
その人に会って融合している世界同士で
戦わせるのをやめさせないといけません。
そうでもしないとよく分からない世界から攻撃を受ける可能性があるそうです。
一週間前ヘリコプターが飛んできてたぐらいですし、
いつよく分からないところから来るか分からないのでという話でした。
聖ちゃんによれば、神の領域をひたすらつぶしていけば会えるそうです。
なんでも神の領域はその人にとってかなり必要な場所らしいです。
聖ちゃんが深海で捕まってた時にその人がそうぼそぼそ言っていたらしいですし……
ていうかなんで捕まってたんですかね……?
それに聖ちゃんに関しては『あんま気にするなって』って言われても……
GWEを作っただけの存在? どういう事ですかね……?
しかも聖ちゃんすぐにどっか行っちゃったし……
ロゼさんに聞いてもア〇ダー・ザ・シーしか歌いませんでしたし……
まぁめんどくさい事は後回しです。
聞いてもわかんないならとりあえずやるしかありません。
彼女はそうしていろいろ頭の中で整理しながら城の廊下をあちこち駆け巡る。
「ええっと、出口は……あっちですね。」
もはや迷宮となっているこのお城。
出ようとするとめちゃくちゃ楽らしいです。
分岐点の柱に<とか>の模様があって、
その方向の向きに行けばちゃーんと出口まで行けるはずなんですが……
……遠いですね。もう少しすれば行けるはずなんですが……
そう思いながら柱の模様を頼りに廊下を駆けていった。
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AM 5:21 城の前の道にて。
眠い! さすがに4時起きはつらい!
サンドイッチを作るために早起きしたは良いものの結構時間が余った!
彼女はサンドイッチが入ったバケットを置き、
木に寄り添いながらいろいろと頭の中でうつむきながら一人脳内でつぶやく。
少々眠たそうにしているが、眼をこすりながら城の入り口の方を見て
創が来るのをしばらく待っていた。
さすがにあれで迷うことはないよな……
めちゃくちゃ分かりやすく説明したし心の調整もした。
もしそれでもなお迷った場合は……
うん。創が悪い。私は何も悪くねぇ。
そんなことを思いながら昨日、ふと聖に言われた言葉を思い出した。
わたしは、あなたのほんとうの名前を知っている、か。
ふふふ。私の真の名はロゼ・オルタナティブだっ!
なーんて言ったらどんな顔するかな創。
『オルタナティブ……!? 肌色違くないですか……!?』
みたいなこと言いそう。ていうか言うだろうなぁ創だったら。
最終的にそれっぽく姿を変えるつもりだけどなぁ……
……
ま、本当の名前を言っても創はしっくりこないだろうけど。
第一あんまり関わってなかったし。
でも潜在意識の中で憶えてたから……
いや、憶えてても誰だお前状態になるわ。
唯一触れたのアレだけだったからね。
いろいろ深く思い返していたり、考えていたりしていると、
城の入り口からすこしバテながら遺影を持って走ってくる創の姿が見えた。
ま、確実に私を思い出すんだろうけどさ、最終的に。
「おはよう創ぇ! 素晴らしい朝だねぇっへぇ!」
木に寄り添っていたロゼさんがこっちにものすごい元気に手を振ってきた。
「おはようございますロゼさん……ちょっと……
こ、これ……忘れていってますよ……」
そう言いいながら手に持っていたにこやかな遺影を前に出す。
そのままロゼに近づいて創は遺影を持ちながら膝に手を置きぜえぜえと息を吐く。
「ま、まぁ一週間ぐらいこのボディの調整に時間かかってたからなぁ、
いろいろ鈍いところがあるかもしれない。」
ロゼはそっと遺影を奪い、照れくさそうにして遺影を後ろに隠した。
「鈍いってどころの話じゃないと思うんですが……
あとサンドイッチください……お腹がすきました……」
「お、おう。創のためにいっぱい作ってきたぞ~
たーんとお食べ。」
そう言い、足元にあったバケットを彼女は指さす。
「サンドイッチ! たくさんありますね!」
彼女はバケットの中に入っていた
とてもおいしそうなサンドイッチを見てよだれを垂らし、眼をキラキラさせる。
「ロゼさんは食べないんですか?」
そう言うと、彼女は遺影を木の傍に置き、
バケットを手に持ちその中のサンドイッチを一つ取って食べ始めた。
「むちおん。はべるにひまっているあろう?」
「ロゼさん……手、洗いました?
そうゆうのはちゃんと手を洗って食べないと……」
そんな……と言う顔をしながら創はそう言った。
ロゼは口に含んでいたサンドイッチを飲み込んでこう言う。
「……うん。確かにそうだけどさ。何も言い返せない正論だけどさ。
創は手を洗ったのか? 手濡れてないけど。」
そう言うと創は、あっ、という表情をしておろおろし始めた。
「……たしか城の入り口に手洗い場があったからそこで洗うか。」
「え、ええ! そうですね!」
そんな感じで城の入り口付近の手洗い場で手を洗い、
なかよくサンドイッチを食べ始めました。
なんかいろいろ話を聞きながら、話しながらいろいろと。
そんな中、その様子を城の展望台から見下ろしている何者かがいた。
キツネの耳のような物を白い髪に、片目に包帯。
開いているもう片方の目は赤く虚ろの目をしていた。
その者の手は黒鬼のようでバケモノじみていた。
ふとその者が後ろを見ると黒い靄勢いよく迫っていた。
それを見て目をつぶった何者かは、
途端にその場に吹いた風と共に消えていった。
2章、完。
さぁさぁ冒険の始まりだぁ。
いよいよクソみたいな冒険が始まるぜぇ。
その前に魔法のチュートリアルぅ。
初めての魔法はうまくいくのかねぇ?




